魂は孤独

オーガニックで有機的なものが一つであるわきゃないのに!

1-2-Switch(ワンツースイッチ)があまりにも面白かった

土曜日、色々あって近くまで行ったので、高校の友人達の家に寄って遊んだ。

男二人が何年もルームシェアをしている部屋で、アとイが住んでいる。

 

イは本当に長い付き合いで、高校を出て10年前後経った今でも一番よく会う友人。

 

アは高校の時から互いにイと仲が良いから程度の繋がり。たしか席が隣同士だった時期があって、その頃は普通に仲良く話していたが、ちゃんと遊んだことはなかった。

2年ぐらい前、イと遊ぶ際に一瞬だけ顔を合わせて挨拶をしたが、まともな会話をしたのはこの日が実に10年ぶりだったし、学校以外で一緒に遊ぶのも初めてだった。

 

 

イの部屋は汚く(俺のために掃除はしてくれた様子だったが)、様々な物で溢れていた。

 

いきなり話は逸れるが、自分はオタクでありながらミニマリストの気質があって、どうにも物の多い部屋は苦手だ。

学生の頃から何かを買う度に中古ショップに売るを繰り返してたし、最近はそれが面倒なので、物を買わなくなった。

アプリなどのデータに金を使う方が好きになってしまい、最近ではめっきり物欲というもの自体無くなったきらいがある。

 

アはイの部屋の汚さにウンザリしている様子で、アも俺に似た気質を持っているのかもしれない。

一緒に住んでいると不満も募るのだろう。

 

しかし、俺はその部屋に入って電撃が走るような想いがあった。

俺にはそこが宝箱のような空間に感じた。漫画、フィギュア、ゲームなど、俺の、オタクの好きな物で溢れている。

「じゃああの部屋に住め」、「アの代わりにイと住め」と言われたらかなり厳しいが、少なくともたまに遊びに行く程度だったら天国のような場所だ。

小学生~高校生の時ぐらいの、友達の家に遊びに行ったときのワクワクとか興奮みたいなのがよみがえって童心に帰るような感覚になった。

ミニマリストだからオタク部屋に住めないだけで、心のどこかにはオタク部屋に対する憧れもあるのか、羨ましさも感じた。

長くなったが、とにかく狂おしい気持ちに駆られたのだった。

 

 

イはゲーム会社勤務で、超がつくほどのゲーム好き。最新ゲーム機や流行りのゲームソフトを一通りそろえている。

なんとPSVRもあって、こちらも体験させてもらえた。(おお!すげえ!すげえ!って言った)

 

更にはイが勤めている会社では同業研究と称して会社でゲームを買って、社員みんなで遊ぶという夢のような話があるらしい。

タイトルの1-2-Switch(ワンツースイッチ、以下12)もイの持ち物ではなく、俺が遊びに来るからという理由で会社から拝借したもの。

テレビゲームからは興味が遠ざかり、Switchも品薄以外のことをよく知らなかったが、この12はSwitchの凄さを120%ぐらい引き出した神ゲー

あまりにも面白く、メチャメチャ楽しかった。

 

youtu.be

 

このゲームにはキャラクターがいない。上の紹介動画を見ても分かるが28種類のゲームがあって、いずれかのゲームを遊ぼうとするたび、実写の遊び方動画を見せられて、それから実際に自分たちで遊ぶという流れになる。

オタクだから、萌えキャラがおらず、白人の男が実写でやたら出てくるゲームを見せられた時は「は?」となったが、実際にやり出すと夢中になってしまった。

直感で、楽しく体を動かしながら、ゲームができるという、オタクの俺は想像したこともないようなタイプのゲームだった。

 

Switchのコントローラーには色々な使い方があり、それぞれのゲームでその特性を存分に発揮していた。

ゲーム機というよりはもはや色々な形になって遊べる超ウルトラスーパーオモチャのような感覚だった。

ルールはどれもシンプルで動画を見ただけで遊び方が分かる上に、いずれもSwitchの面白さ、凄さが詰まっていて、任天堂という会社の偉大さも改めて感じた。

 

 ピンポン、ガンマン、ベースボール、旗上げ、エアギターなどなど、狭い部屋でアラサーの男三人が集まってドタドタと体を動かし、大はしゃぎだった。

アはゲームを完全に卒業した様子で「ゲームはもう好きじゃない」と言い、実際他のゲームの時は俺とイが遊んでいるのを後ろで興味が無さそうに見ていたが、12は一緒になって遊んだし、「久々にゲームが面白かった」と言っていた。

 

精神年齢が20年ぐらい巻き戻った状態で「今」を体感をすると、本当に未来に飛んできたような気分で、PSVR体験も含めてクラクラするような時間だった。

 

友達の家に行き、皆でワイワイゲームを遊ぶ。

この歳になってこんな日があるとは想像もしなかった。夢のような時間だった。

名残惜しすぎて、帰りの電車で少し泣きそうになった。

 

次の日は体中筋肉痛で死んだ。

特に一番動かした右腕は90度曲げるだけつりそうになり、日常生活に支障をきたすレベルで痛く、何もできなかった。

仕事柄、家から一歩も出ない日が少なくないとはいえ、こんなに弱い肉体になっているとは、とかなり凹んだ。

アラサーが子どもに戻る代償は重い。

 

 

 

1-2-Switch

1-2-Switch

 

 

17年夏アニメの1話を見た感想まとめ

ブログはもっと短い文章で書くことを心がけていこうと思う。

ので、どれも簡単にまとめる。

とは言っても俺が1話見たアニメだけでも40本近くあるので、少しは長くなるか。

 

○視聴確定

×予約削除

△判断保留、3話ぐらいまで見て○か×かに振り分ける

 

なお、順番は俺が見た順。大体放送順のはずだがたまにズレてると思う。

 

×賭ケグルイ

書店のポスターやまとめサイトなどで広告を見るたび「つまらなそう」、「狙い過ぎてて寒そう」という感想を抱いていたが、案の定、完ぺきに想像通りの内容で笑った。

 

ナイツ&マジック

異世界ファンタジー物でロボット。主人公がパイロットだけでなく設計や製造も行うらしいので期待。

「転生要素いる?」以外は全体的に面白そう。転生要素も今後生きてくると良いな。

コメンタリー特番が意外と良くて、期待値が上がった。

 

×潔癖男子!青山くん

田中君はいつもけだるげ枠。要は女の書いたクソつまらないギャグ。

こんなゴミに関智一や子安を使わないで欲しい。

 

×バトルガールハイスクール

2話で×にした。

原作は好きで半年ぐらい遊んでた。

ソシャゲ原作アニメによくある大量にいるキャラクターをまんべんなく出さなきゃいけない雰囲気がつらかった。

 

×妖怪アパートの幽雅な日常

2話で×にした。

つまらなくはないが、全体的に虚無を感じる。

 

×恋と嘘

エロマンガなら好きな設定だけど、これで真面目にやられるのはちょっと……。

あと真面目にやるならちゃんと設定は練って欲しい。あまりにもありえない法律でエロマンガじゃないと無理がある。

 

異世界食堂

こんなの面白いに決まってる。色々ズルい。

 

アホガール

15分アニメ。俺にしては珍しく原作ファン。

原作ファンとしては「声優の色」を前面に出して欲しくないなぁという気持ちがあって、

悠木碧杉田智和も独自の色が強すぎる人だという認識なので(2人とも大好きなんだけれども)、キャストを見た時は大分不安だった。

でも、想像してたよりは良かった。

 

×徒然チルドレン

15分アニメ。キャラが全員気持ち悪いし寒すぎる。無理。

 

×ナナマルサンバツ

ヒロインの声の評判が悪く、俺もあの声だからやめた。

声優以外のキャスティングでも比較的寛容な方なんだけど、あまりにも酷過ぎる。あんなに酷いのは初めて聞いたっていうぐらい酷い。

マックにいる女子高生やコピーライターや俺がやったって大差ないレベル。

 

捏造トラップ-NTR-

10分アニメ。2話まで見た。

彼氏がいる者同士の百合。面白そうといえば面白そうなんだけど、わざわざ見たい話かっていうと微妙。

 

女の子同士で仲良くしてるところに男が混ざる、介入する、ちょっかいをかけてくる→男、絶対許せない

彼氏がいる女の子が彼氏のいる女の子にアプローチをかける→男は何も悪くないし、攻めの女の子が糞じゃん?

 

というわけで百合も好きだけど、今作に関しては蛍ちゃんが誰かに刺さればいいと思っている。

 

△DIVE!

1話は特に可もなく不可もなく。今後の展開次第。

 

コンビニカレシ

つまらなかったんだけど釘宮理恵が可愛かったからひとまず保留。

 

○アクションヒロイン チアフルーツ

1話だけなら今期1番面白かった。

とにかくパーフェクトな1話で、導入から盛り上がりまでの流れが綺麗だし、引きも完璧。

手作りヒーローショーもクオリティが高く見所があった。

 

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特に黄瀬さんの妹が良かった。

最初は「お姉ちゃんの手作りだから恥ずかしい」という態度

お姉ちゃんがボコボコにされているのを見かねて「頑張れ お姉ちゃん!」と声をかける

最後はショーにのめり込んでお姉ちゃんではなくカミダイオーを応援する

 

という心の機微をほぼセリフではなく絵で見せてくれたのはポイント高い。

 

×18if

2話で×にした。

つまらなかった。1話の時点で相当アレだったけど、意味が分からなかったので、もう少し理解できるまで保留にした。

2話になっても何も面白くならないまま悪趣味に人が殺されて終わった。

俺は人殺しを楽しむヤツよりこのアニメ作ったヤツにああいう死に方をして欲しいと思うよ。

 

時間の支配者

 

あまりにもつまらな過ぎて笑ってしまった。

逆にネタに欠かないのは好印象。

「時間は決して戻らない」「これが本当に失うってことだ」などのクサい説教からのトランプ投げて敵を倒すのはさすがに拗らせすぎだが、一周回って良かった。

2話も見たけど、やっぱり全然面白くないのに、あの戦闘シーンだけで見続けようと思うぐらいには色々キマってる。

 

RWBY Volume 1-3: The Beginning

凄く期待してたのだが、思ってたよりショボかった。

期待し過ぎていたのが良くなかったのかもしれない。これからは肩の力を抜いてダラダラ見ようと思う。

 

メイドインアビス

良かった。原作はグロ漫画らしいのでかなり気が重いけど。

 

将国のアルタイル

アルスラーン戦記3期。

この手のジャンルは安定して面白いが爆発的に面白くなることもあまりないので、そういった意味では少し不安。

 

ひとりじめマイヒーロー

ホモ漫画原作。SUPER LOVERS3期、また前野智昭だし。

面白かったんだけど、男の自分がわざわざ見るものでもないとも思う。(こういうのに限ってズルズルと見ちゃうんだけど)

 

×セントールの悩み

特に何も感じなかった。

 

プリンセスプリンシパル

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超面白かった。オシャレでカッコつけててそれでいて女の子が可愛い。

00年代中頃の深夜アニメみたいなノリがたまらん。こういうの見るためにアニメ見てるんだよなって感じ。

 

ボールルームへようこそ

良い少年漫画、スポ根の導入だった。

珍しく放送直前の特別番組も見ごたえがあって、期待が上がってる。楽しみ。

 

○天使の3P!

小学生は最高だぜ!

 

NEW GAME!!

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生きがい。

 

魔法陣グルグル -MAGICAL CIRCLE-

子どもの頃は好きだったけど、今見ると微妙だな。まあ、こんなもんか。

でも、好きだったから見るぞ。

 

×カイトアンサ

10分アニメ。ナゾトキネ見てなかったから見ない。ナゾトキネの2期だとは知らずに見てしまった。

 

×イケメン戦国 時をかけるが恋は始まらない

5分アニメ。見る価値ゼロ。

 

×アニュ研

15分番組。そもそもアニメじゃねえ。無名の声優の卵がいっぱい出てきた時点で消した。

 

×クリオネの灯り

10分アニメ。10分でやるには重すぎでは……。

 

×てーきゅう 第9期

5分アニメ。昔は好きだったけどさすがにもう飽きたかな……。

 

×ノラと皇女と野良猫ハート

5分アニメ。エロゲ原作。30分で真面目にやって欲しかった……。

 

×SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語

5分アニメ? 動け。ゲームでやれ。

 

×ようこそ実力至上主義の教室へ

主人公もヒロインも嫌い。モブも頭が悪すぎるし、この作品の全てが嫌い。俺ガイル好きな人が好きそう。

 

×はじめてのギャル

キツい……。

 

×異世界はスマートフォンとともに。

石鹸枠にすらなれないラノベ原作アニメ。反省して欲しい。

 

ゲーマーズ!

普段の俺だったら1話でやめてるタイプのアニメなんだけど、1話で想定していた展開とは違うことが起きて「うーん!?」ってなってる。

もう少し見てみる。

 

あと金元寿子が可愛い。

 

バチカン奇跡調査官

全く理解が追いつかないアレなアニメ。もうちゃんとは覚えてないんだけど「世紀末オカルト学院」を見た時もこんな気持ちになった気がする。

もう少し分かるまで見てみよう。

 

 

以上、把握して録画してたものは全部見た。

基本的に0話切りしない主義だが、前期を見ていない系コンテンツなどは見ていない。

あとは下旬からNHKで1本(THE REFLECTION WAVE ONE というタイトル
)あるようだ。

 

また、MXでは

グレンラガン(リアルタイム時は大人になった瞬間視聴をやめて後悔しているので、今度こそ全話見たい)

七つの大罪(sinじゃない方)(リアルタイム時は勤め人時の空白期間で初見、1話めっちゃ面白かった)の再放送、

 

あとはいつもルパンを放送してる局で、×ルパン三世コレクション(1話から順に放送してほしかった)

 

これらを足すと41本見たらしい。

 

○が既に13本、前期からの引継ぎも加味するとすでに20本近い。

このまま△も全部見なくなるかもしれない。

 

○のなかでも特にオススメなのは

チアフルーツ」「プリンセスプリンシパル

の2本。

 

では、今期もよろしくお願い致します。

アニメオタクを名乗るなら最低限見なければいけないアニメ10選

けものフレンズの記事を書いてから結局また半年近く経ち、続きの記事も特に書かないまま終わった。

夏アニメが始まる季節、毎クールのアニメの感想をまとめるために始めたブログだが結局ろくに続かなかった。

毎クール20本前後のアニメを見て、その一つ一つに語りたいことが山ほどあるのだから、それらを全部書くことは物理的に不可能。

(実際、春アニメも個人的には「すかすか」、「覆面系ノイズ」、「マキャヴェリズム」、「ゼロから始める魔法の書」などが素晴らしく、どれもブログで一本書きたいぐらい)

もはや年に2,3回好きなことを書きなぐるブログでいいやと開き直っている。

 

・事の発端

で、なんで今回久々にブログを書こうかと思ったかというとこれ。

 

 

二週間ぐらい前にツイッターで話題沸騰、オタク達の怒りを買い、キレた人たちから色々な言葉が飛び出していた。

調べてみるとこのツイートで挙げられているスクショは単なるまとめサイトの1つの記事、更にもうちょいググると、どうもvipでこのスレタイでスレを立て、>>1の書き込みがこれらしい。

誤字がある、ラインナップがさすがに若すぎるなど、釣りの可能性も高いが、まさかスレを立てた人もツイッターにまで波及して大漁一本釣りになるとは思わなかっただろう。

 

実はここに挙げてある作品、数えてみると13作品あって、最大で3つ落としても良い優しい仕様になっている。

ちなみに自分は13作品中8作品しか見ていないのでオタクではない。

ラノベ原作アニメは基本的にバカにしてあまり見ない典型的老害なのでこのラインナップだとかなり厳しい……。

 

今回の現象についてなんとなく感じたことを非常に的確にまとめていたブログがこちら。

 

nyalra.hatenablog.com

 

言われてみればオタクなら誰しもこういうことを言いたくなる時はあるし、これが本物にしろ釣りにしろ、こういうことを書き散らしたくなる気持ちはよく分かる。

20代後半のオタクとしては10年前の自分を見ているかのようなかゆい気持ちになるが、苦笑いをニッコリ浮かべてスルーするのがまっとうな大人の反応だろう。

 

しかしここはインターネッツ、マウント取って、偉そうなことを言った者勝ちの死の荒野。

どうなったかは事の発端となったツイートのRT数を見れば分かる。

ただ、こういう書き込みをするのが10年前の自分なら、こういう書き込みにキレるのは5年前の自分だ。

彼らを批難する資格は自分にはない。やはり口を閉ざすのが賢明だろう。(こんなブログを書いてる時点でできていないのだが)

 

当然、一生懸命何も言わないように気を付けてただけで想うところは色々あった。

それが後述のノイラさんのブログを読んで自分もブログを書こうと思い立った瞬間、抑えきれなくなった俺のツイートがこれ。

 

 

 

 

 

○○じゃなきゃオタクじゃないなどと偉そうなことを言うつもりは毛頭ないし、 そもそもアニメなんて自分の好きなものを自分の好きなペースで見れば良いのであって、他人と比べたり、ましてや「オタクであるために」と肩肘張って見るものでもない。

アニメを見た本数が1000本超えようと結局できることといえばSNSで偉そうなことを言えるぐらい。

真面目に受け取って怒ったりはしないで欲しい。

 

とはいえ、自分をオタクである自負している身としては、これが持論でもある。

異論もよく聞くが、俺は圧倒的に「オタクは質より量派」。

アニメ100本しか見たことない奴が「Aという作品は面白い、なぜなら~」といくら頭良さげなことを喋っても、アニメ1000本見たことある奴の「Aは面白い」という一言の方がどうしても説得力が生じる。

自分がいたオタクコミュニティ(大学のサークルなど)も、やはり数をこなしている人が尊敬のまなざしで見られる傾向が強かったし、俺もそれで地位を築いてきた感はある。(更にオタク系の仕事に携わっていると良い武器にもなる)(逆に中高生のクラスメイトとか相手だと普通に引かれるのだが)

これからもツイッターなどでオタク同士の交流がある人なら、ジャンルにこだわらず量をこなしておいて損はないだろう。

 

話がかなり脱線した。事の発端のツイートに話を戻そう。

このツイートがバズってから、だんだん自分が思う「アニオタを名乗るなら最低限見なければいけないアニメ10選」を挙げる流れが一部で形成された。

なんてことはない、ツイッターやその他インターネッツで定期的にある「自分の好きなアニメ10選」を挙げるだけのアレだ。

特に自分がわざわざブログを書こうと思い立ったのはノイラさんのこのブログ。

 

dj-noira.hatenablog.com

 

ちなみに自分は彼のブログで上がっている作品10本のうち3本しか見ていない。

人生色々、オタクも色々である。やはり他人のこういう話を聞くのは面白い。

 

最初のツイートがバズってから2週間前、ノイラさんのブログを読んだのがその5日後、その次の日からブログを書き始めた。

だが、月末で仕事の締切とかあって結局書き上げるのに1週間以上かかってしまった。

本当に今更過ぎるが付き合って欲しい。

 

既に前置きで1本のブログとしてあげても良いぐらいだが、ここからが本題。

恐らく1000本はアニメを見てきたと思われる俺の思う「アニオタを名乗るなら最低限見なければいけないアニメ10選」を紹介する。

 

・順位はつけない

・ややこしくなるのでテレビアニメに限る

・単なる「俺の好きなアニメ10選」ではあるが、選び方は「アニオタを名乗るなら最低限~」に少々影響されているかもしれない

・せっかくの機会なのでイキリ、上から目線、偉そうな言葉を交えて書いていこうと思うが全て冗談、怒らずにスルーして欲しい。

 

・目次 

Yes!プリキュア5

07年放送。全49話。この3年後ぐらいにやっていたTOKYO MXでの再放送で視聴。

まずはプリキュアシリーズの中でも一番好き、どころかこの世で最も一番好きなアニメ。

 

ちなみにプリキュアだけでいくと次点でプリンセス、その次に魔法つかいとドキドキがくる。

個人的にはここ数年のプリキュアの方がフレッシュからスマイルぐらいまでと比べても面白く、10年以上やっても右肩上がりのコンテンツ。

是非見て欲しい。

 

そもそもプリキュア全シリーズ全話網羅しているのはオタクとして当然のこと。

今時の中高生なら「プリキュアは全部見てるわ」の一言で圧倒的な『圧』を放つこと間違いなし! クラスにいるにわかと差をつけろ!

 

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主人公の夢原のぞみキュアドリームは名前に反して将来の夢もなくただぼんやり生きている女の子。

鈍臭くて、運動神経もなく、成績も悪い。夢中になれる何かを探しながらも、飽き性ですぐになんでも投げ出してしまう。

とにかく明るく前向きな性格だけが取り柄の彼女。

しかし、実は内面はコンプレックスの塊であることが11話「のぞみとココの熱気球」で分かる。

出来ることは何もないと自分で思わないためにいつも気丈に振舞っているという彼女の内面に触れた時「この子は自分だ」と思わずにはいられなかった。

 

逆に他の4人はそれぞれ得意なことや能力、目標をちゃんと持っている。

のぞみは自分が何もできない存在だからこそ、彼女たちを尊敬するし、彼女たちの夢を応援する。

そんな真摯なのぞみに他のメンバーは惹かれ、彼女の元に集まってくる。

「自分は何もできない」と思い込んでいる少女が少しずつ周囲や他のメンバーの信頼を獲得していく過程は涙無しでは語れない。

 

そして49話「夢と希望のプリキュア5!」(最終回)、ネタバレになってしまうが、プリキュアになるきっかけとなった妖精ココに自分の将来の夢を告げるシーン。

あのセリフのために、のぞみがココに自分の夢を語る、あのシーンのためにそれまでの49話があったといっても全く過言ではない最高の最終回。

今こうして書いているだけでも胸がいっぱいになり、手が震えてくる。

 

無力感やコンプレックスに苛まれている思春期の人にこそ見て欲しい傑作。

 

新機動戦記ガンダムW

95年放送。全49話。6,7年前、大学生の時、バンダイチャンネルガンダムシリーズをとにかく見まくってたときに見た。

やはりオタクとしてはガンダムシリーズも絶対に外せない。これはアナザーの中でも特にオススメの作品。

 

プリキュアを全部見た」っていうオタクもヤバいけど、「ガンダムを全部見た」というオタクも全く別の意味でヤバい。

これを両方達成してる人間は世には中々いないはず。(実際俺もそういう人を見たことはない)

これができればそこらのオタクとは次元の違うオタクなので、オタクを目指す若者はぜひやって欲しい。

(ちなみに自分の場合、プリキュアは全部見てるが、ガンダムはZZ、V、種と種死、AGE、その他細かいOVAなどは取りこぼしてる)

 

感情のない戦争用のマシーンみたいな少年ヒイロ・ユイを主人公にした作品。

俺が今回上げる作品の中で一番厨二っぽいかもしれない。

特にガンダムデスサイズは中学生が好きそうなガンダムランキング第1位(脳内投票)で、今でも歴代ガンダムの中で圧倒的なカッコ良さと存在感を放つ。

 

HCM-Pro 54-00 ガンダムデスサイズ (新機動戦記ガンダムW)

HCM-Pro 54-00 ガンダムデスサイズ (新機動戦記ガンダムW)

 

 

見たことない人でも「お前を殺す」「私は敗者になりたい」「宇宙の心は彼」などぶっ飛んだ名言をどこかで見たことはあるのではないだろうか。

登場人物達が言ってることは大体頭がおかしく、最初は笑ってしまうぐらいなのだが、

大真面目な顔で、主人公ヒイロ緑川光をはじめとする声優のイケメンな演技で、常にカッコつけながら言うので、ひょっとしてこれは「カッコいいことを言ってるのでは?」「良いセリフだったのでは?」と視聴しているうちにどんどん錯覚してくる。

いわゆる「シリアスな笑い」が満載なのだが、「シリアスな笑い」が成り立つということは、そもそも話が面白く、セリフにインパクトがあるということ。本当に良い出来でないとこうはならなかっただろう。

 

ガンダムシリーズとしては珍しく、群像劇的にストーリーが動く。

多面的な視点で話が展開するから飽きないし、群像劇の一番面白いところである終盤話が一つに収束していく様も見事で、最後の13話ぐらいは興奮しっぱなしだ。

勢力図も全話通してかなり流動的なので少しややこしいかもしれないが、だからこそ通してみた時のシナリオの出来の良さに舌を巻く。

最終的にはヒイロ、ヒロインのリリーナ、ライバルであるミリアルドなど、全てのキャラクターが自分の選んだ道を貫き通すし、終盤ではいかにもカッコつけたクサいセリフが連発されるのだが、その一つ一つに魂がこもり、心を揺さぶるものになっている。 

作り手側とキャラクター達がこの作品の根底に流れる独自の「美学」を貫き通したことが伝わってくる素晴らしい作品。

 

serial experiments lain

98年放送。全13話。10年ぐらい前、高校生の時、ツタヤに置いてあるレンタルDVDのアニメを片端から借りていた時があってその時に見た。

ビバップ攻殻機動隊など、老害シャレオツサブカルアニオタが、こういう時によく上げるアニメの一つ。(挙げた例よりややマイナーかもしれないが)

 

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ある日、中学生の少女である「岩倉玲音」に自殺したはずの同級生「四方田千砂」からメールが届く。 

メールには「私は死んでいない、ただ肉体を捨てただけ」「ワイヤード(今作におけるネットワーク社会)においでよ」などと書いてあった。

その日を境に玲音は奇妙な体験を繰り返し、千砂のメールに興味を持つ。

千砂とコンタクトをとるために大型のNAVI(今作におけるPC)を入手するが……

 

それなりにアニメを見てきて、なおかつ、この作品が大好きで何周も繰り返している俺でも、この作品の魅力を伝える言葉が分からない。まさに筆舌になんとやら。

 

不気味な電磁波の音、灰色の空、白い背景、過剰なまでに描かれた電線、気持ち悪い色をした影、何もかも前衛的で今見ても言葉を失う圧倒的映像。

他のアニメでは見たことがない独特なカットがいくつもあり、見るたびに度肝を抜かれる。

はっきり言って、何周しても意味が全然分からないのだが、だからこそ目と心を奪われてしまう。

 

この作品放映当時、まだ深夜アニメというのはまだ始まったばかり。

この頃の深夜アニメはクリエイターが自由に作った奇妙な作品も多い。とは言っても、今作はあまりにも尖り過ぎているが……。

見るたび、よくこんな意味の分からない企画が通ったなぁ、テレビで放映したなぁ、と感心してしまう。

 

作品自体はインターネット社会で揺れるアイデンティティ、自分の存在性の不確かさを描く。

20年前の作品で、今から見れば原始時代のようなときにこれを作ったのは凄すぎる。

今見ても全く色あせることのない怪作だ。

 

ブレンパワード

98年放送。全26話。WOWOWで放送。10年ほど前、高校生の時、スパロボの二次αをきっかけにレンタルで見た。

ガンダムで有名な富野由悠季監督の最高傑作。

俺は富野がすごい好きなのだが、それはブレンパワードが好きだからに他ならない。

ちなみにこのブログのタイトルも今作の14話のサブタイトルから。

 

オタクなら富野だけでなく、宮崎駿とか出﨑統とか巨匠と呼ばれる人たちの作品は全部と言わずとも大体は見ておいた方が良い。

古い名作を見ているとインターネッツでも自ずと評論家の空気が出ること間違いなし!

真面目な話、仕事で付き合う40代50代の人と話が合ったりするので、割とマジで損はない。(オタクだらけの職場を仕事にした場合に限るが)

 

富野監督なのでロボットアニメだし上述の通りスパロボにも出ているが、今作に登場するメカは厳密にはロボットではない。

オーガニックマシンという半分生物のようなものに乗って戦う。

ちなみにオーガニックマシンには2種類あって、主人公側がタイトルの「ブレンパワード」、敵側が「グランチャー」という。

 

本作は主人公「伊佐未勇」がオーガニックマシンとオルファン(知らない人は「オーガニックマシンの親玉」「宇宙人の遺跡」という理解でOK)の研究に夢中な組織「リクレイマー」から抜け出すことから始まる。

勇の両親は研究者の中でも一番偉い人達。研究に夢中で家族や自分のことなど顧みず、しかもリクレイマーはオルファンと自分たちのためなら他の人類などどうなっても構わないという思想を持った人間の集まり。

そんな家族と思想に嫌気が差した勇はリクレイマーを裏切り、敵対する国連軍(みたいなもの)に協力していくことになる。

 

傷ついた思春期の少年が、外界、自然、ブレンパワード、出会った人々、そしてヒロインの「宇都宮比瑪」と関わり、少しずつ癒されながら成長していく姿は非常に尊い

 

富野監督はそもそも「ガンダム」や「ダンバイン」で一筋縄ではいかない難しい親子関係を描いてきたが、今作では「家族を裏切る」という行為から始まる。

富野監督が考える「家族観」が今作には特に色濃く反映されているように思う。

親のやっていることは許せないし親を憎んでいるんだけど、でも本当に殺すこともできないし捨てきれない情もあるという、複雑な心の動きがたまらない。

他のメインキャラも大体は家族について苦悩しているが、ブレンパワードという未知の生命体に触れていくことで少しずつ自分の人生を開いていく。

 

いわゆる「富野節」が他の富野作品と比べて、一番濃く、最もリズミカルに感じるのも今作(っていうのは俺が美化してるだけかもしれない)。

 

 

俺が富野作品を好きな理由、最新作の「Gレコ」でもここが際立ってたのだが、1つの台詞や短いカットでその人の人生や背景を想像させる技術が凄い。

9話「ジョナサンの刃」には「8歳と9歳と10歳の時と、12歳と13歳の時も僕はずっと待ってた!」「クリスマスプレゼントだろぉ!」という有名なセリフがある。

ジョナサンというキャラが自分に愛情を注いでこなかった不満を自分の母親にぶちまけるシーン。

知らない人はいきなり文字だけで見ても分からないだろうし、本編を見ても最初はビックリしてしまう。

富野節の象徴するかのようなセリフだが、このセリフだけで8歳と9歳と10歳の時はクリスマスプレゼントがもらえず、11歳の時はもらえたことが分かる。

11歳の時の彼の喜びようを想像すると切ない気持ちになる。

そして、12歳で再び貰えなかった時の失望し、13歳の時に諦め、14歳から待つことすらやめる、という物凄い情報量がこのセリフには詰まっている。

それまでジョナサンはいけ好かないジェリドポジションだったのだが、これだけで彼のこれまでの人生や持っている孤独感などが想像できる。

 

他にも21話「幻視錯綜」、核ミサイルを押し返すシーンがある。

もうここなんて「とにかく見てくれ」としか言いようが無いのだが、6人の分の回想を1人0~2台詞、合計数十秒ぐらいの短い時間で描く。

見ているこっちは切なさで胸が爆発しそうになる素晴らしいシーン。

 

とにかく富野アニメの中でも1話1話が濃く、オススメである。

 

スポンジボブ

99年アメリカで放映。日本では00年から有料チャンネルで放映。07年、シーズン4からEテレで放映スタート。現在シーズン9を放送中。自分が見たきっかけはシーズン4の放送時たまたま見たから。

シーズン1から5までは全20話、シーズン6から8までは全26話。合計178話。全部アマゾンプライムで見られる。

ここまで読んできた人なら、プリキュアやらガンダムやらその他古いアニメをやたらと見てきたはずなので、この程度の話数は余裕だよな?

 

オタクたるもの、自国産のアニメばかりでなく、たまには海外の作品にも目を向けるべき。

日本人では絶対に作れない感性を持った作品を見ると良い刺激になる。

スポンジボブに限らず、アメリカのアニメを見た時(パワーパフガールズやマイリトルポニーなど)によく思うのが

 

・他人同士は嫌い合っているのが普通

・ケンカをしても「互いの違いを認めて上げよう」というところで留まり、仲直りはしても日本のアニメのように熱い友情で結ばれたりしない

・その他、うまく言えないが、友人同士であっても日本の作品とはかなり距離感が異なる

 

などだろうか。

普段日本のアニメばかり見ているので、目から鱗が落ちることもしばしばある。

 

ただ、家がケーブルテレビでカートゥンが入るか、よほどアンテナが高くないとなかなか追えたものではない。

しかし、スポンジボブは土曜の夕方にEテレで放送している。それにまだまだ終わらないコンテンツ。大体2年に1回ぐらいのペースで定期的に教育テレビで放映しているので、比較的ハードルは低いだろう。(自分も詳しくは分からないが、本国でも制作ペースが安定していないようなので、それ以上待たされる時もよくある)

 

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スポンジボブ、名前と見た目は知っているがどんなキャラなのか知らないという人も多いのではないだろうか。

舞台は「ビキニタウン(ビキニボトムとも)」という海底都市(国?)。モブは魚、他のメインキャラはヒトデやカニなど。スポンジボブは親族を除けば唯一の海綿動物(?)である。

スポンジボブはパイナップルの家に、ペットのカタツムリ「ゲイリー」と一緒に住んでいる。

 

明るくて毎日を楽しく過ごしている彼だが、空気が読めず、基本的に皆から嫌われている。

しかし、彼は自分が嫌われているという認識も特になく、誰とでもフレンドリーに接しているし、誰もが自分を好きだと思い込んでいる節がある。(しかし、今放送中のシーズン9では彼がイカルド(タコのメインキャラ)から嫌われていることを認識していた。自分の解釈が間違っていた大きな事件だったが、いまだに整理がついていない)

 

例えばパフ先生というフグの女性から「どうして私の人生から早く消えてくれないの!」と言われても「興奮しすぎですよ」の一言で片づけるし、「疲れていたのかな?」などと言って、原因が自分であるとは夢にも思っていない。

皆を嘘の名目で自宅に招いた後、「招待状に書いてあったことは嘘、本当は僕の家族旅行の写真のスライドショーをやるよ!」(そっちの方が嬉しいでしょ?というニュアンスで)ということを平気でやる。

端的に言って毎回狂っている。

 

またスポンジボブはカニカーニというハンバーガーショップで働いている。

スポンジボブはカニカーニで働くことが大好きで、労働が一番好きな時間というキャラ。

カーニさん(店長のカニ)からサービス残業を強要されても喜んで引き受けるし、解雇されそうになったときは「給料はいらないから働かせてください」と泣きつく。 

という、労働厨への皮肉も効いたキャラだ。日本以外でこういうキャラが作られ、ウケているのも日本人としては意外でもある。

 

最初見た時は「頭のおかしいアニメだ」程度にしか思わなかったが、だんだんスポンジボブの悩みの無さや明るさに励まされているし、少なからず自分の考え方や生き方に影響はあったと思う。

このアニメを長い間見てきて、「スポンジボブは他人が自分のことをどう思ってるのか気にせず楽しく生きている、自分もこういう風に気楽に生きよう」と思ったし、

学生時代にやってた超キツいバイトもスポンジボブみたいに楽しくやれば楽しいかもしれないという精神をもってやっていた。割とマジで救われてた。

 

kanon京アニ版)

06年放送。全24話。BS-i(現BS-TBS)で放送。原作はkeyの美少女ゲーム。本当はリアルタイムで見たかったが、家にBSが入らなかったので、レンタル待ちだった記憶がある。(レンタル待ちという今ならあり得ない状況が存在したこと自体、自分で書きながら驚いている)

そもそもオタクは二次元相手に恋をしてしまう存在であり、そんな彼女たちと恋愛ができるこの世で最も偉大な発明である美少女ゲームが大好きなのは当然のこと。

そんな美少女ゲームの歴史に名を残す名作を京アニがアニメ化。今の若い子にはピンとこないかもしれないが、これにはとんでもないインパクトがあった。

この前にAIR、その後CLANNADもアニメ化されているが、今作が個人的には一番好き。

 

どういう訳か海外でも人気が高いらしく、NHKの「所さん!大変ですよ」という番組のたい焼き特集では、海外にたい焼きを認知させ、たい焼きブームのきっかけとなったアニメとして紹介されていた。

 

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(その際、あゆがわざわざ新録で所さんと会話している)

(どうでもいいが、日本人ならたい焼きは当たり前だけど、海外の人が見たら「魚の形してるぞ、なんだこれ!?」という反応にはなりそうだし、海外でブームという話もなんとなく納得できる)

 

美少女ゲームやノベルゲームは選択肢によって進み、いくつものエンディングが存在する。

しかし、アニメは基本的に一本道だ。この構造の違いから生じる祖語に美少女ゲーム原作アニメは絶えず悩まされてきた。

主人公がモテたりハーレムっぽくなっても、ある女のルートに進めば他の大抵の女は身を引くのが美少女ゲーム。しかし、アニメだとこれが主人公の奪い合いになり、ガチ修羅場が描かれたりもする。(初代ダ・カーポなど)

ただでさえこのようなハンディキャップを背負わされるのに、あからさまに他の媒体原作より金のないクオリティで1クールであっさり作られることも多く(キャベツなど)、美少女ゲーム原作アニメは基本的にクソアニメの代名詞みたいなところがある。

 

そんな中、全ルートを2クールかけてアニメ化という無謀すぎる挑戦を行っているが、なんとこれに見事成功している。

メインヒロインのあゆがラストの話になるのだが、あゆルートの話に入る前に他のヒロインルートの話をやる。

ヒロイン達と悲しい別れを繰り返す主人公。そこまで積み重ねてきたものがあったからこそのあゆルート。

これも何周かしているが、見るたび「よくこんなことをやったな」と思う。

美少女ゲーム原作のアニメを作る際、シナリオ関係のスタッフはまずkanonを見てから制作して欲しいぐらい完璧な出来。

 

しかも作画まであり得ない超クオリティで、原作のCGの構図をそのまま使うなど、原作ファンを喜ばせるような見せ方もいっぱい。

更に原作では名前だけしか存在しなかったキャラが出てくるなど、サービスや驚きに満ちており、ただただ度肝を抜く仕上がりだ。

原作を知らない人が見ても絶対に面白いはず。アニメも美少女ゲームも大好きならまず見ておいて欲しい作品。

 

(ちなみに全ルートをそれぞれ数話ずつでアニメ化するという反則手を使い、成功を収めた「アマガミ」という作品もある)

(近年だと「蒼の彼方のフォーリズム」とかは主人公をモブ化させて、女の子たちのスポコン物に変更することで面白くしていたのが印象に残っている。業界の涙ぐましい努力は続ている)

 

MONSTER

04年放送。全74話。原作は浦沢直樹ウィキペディアによると深夜アニメとしては歴代2位の話数を誇るらしい。(1位は75話のはじめの一歩、確かに1年半続いた深夜アニメは他に記憶がない)

放送当時中学生だったが、あまりの陰気臭い画面に最初の数話で投げる。つい最近までTOKYOMXで再放送をしており、それで視聴。

今見るとあまりの面白さに毎週倒れそうになったが、中学生なら見なくても仕方がないとも思える。当時の自分は責められない。

 

今までなんやかんやオタクが見るべき理由みたいなのをひねり出していたが、今作は特にない。

lainみたいに「面白いアニメ」に今作を上げる人をほとんど見たことがなく、完全に忘れ去られているアニメだと思われる。

原作は有名なので、原作が語られ、このアニメ自体は忘れられているといったところか。長すぎるのも一因かもしれない。

 

しかし、全74話、退屈な瞬間がほとんどないぐらいの面白さ。割と長いことオタクをやってきたけど、その中でも1番面白いと断言できるぐらいには凄い物語だった。

また、アニメを見終わった後で原作も読んでみたが、原作ではもはや物足りなく、アニメ版の良さを改めて噛み締めることになった。それぐらい出来が良い。

そもそも原作が面白いからこそのアニメなのだが、今作最大の魅力である「絶望の中に一筋の光を見る」という雰囲気がアニメーションだからこそ原作以上によく出ている。

漫画原作のアニメの場合、通常は漫画数話分をアニメの1話にまとめるが、このアニメは漫画1話分をアニメの1話で作っているところも多い。

他のアニメはそういうことをすると引き延ばしてる感じがするが、今作ではそれがないどころか、良い味となっている。特に毎週良い終わり方をして視聴後の後味がグッとくる。

 

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あらすじをざっくり言うと、ドイツを舞台に、日本人脳外科医Dr.テンマが、自分の手術によって生き返ってしまった殺人鬼ヨハンを殺すために旅をする話。

テンマはヨハンを探す旅の途中、様々な人に出会う。テンマは悲劇的な決意を胸に秘め、人を殺すために旅をしているが、テンマと出会う人々はテンマの人間性に触れ、優しさや情に目覚めていく。

 

その回限り登場のキャラも多いのだが、そういう捨てキャラでも、たった1話だけで「その人がこれまでどんな人生を送り、今どんな悩みを抱えていて、テンマとの交流によってどんな感情が芽生えたか」が完璧に伝わってくる。

この辺は原作者・浦沢直樹の凄いところだ。異常な完成度を誇る短編を書きながら、長編の本筋も進めることができる。

ここの部分をアニメスタッフも分かっていたのだろうか、原作で1話しか使ってない話をアニメでもわざわざ1話で作ったスタッフも偉い。

 

もう大体が神回なのだが、この手の回で素晴らしかったのは9話「老兵と少女」、18話「5杯目の砂糖」、21話「幸せな休日」など。

特に素晴らしかったのが62話「楽しい食卓」である。

この回で初めて登場し、そしてこの回のうちに殺されるミラン・コラーシュ(声:大塚明夫)というキャラがいる。

ミランペトル・チャペックという黒幕(多くの子供を犠牲にしたヤバい実験を行い、更にヨハンを生み出した)の一人の友人だった男。

チャペックに協力したせいで多くの人たちや自分の息子まで死なせたことへの罪悪感から、チャペックを殺そうとしている。

 

視聴者としては突然知らないオッサンが出てきた訳なのだが、それが――、

今作の話全体を通してみた時にこのキャラがここで出てくるのは必然であるという納得感があり、

彼がどんな人生を送り、どうして今ここにいるのか、何をどういう理由でやろうとしているのかが伝わり、

更には視聴者に「死んでほしくない」という思い入れを持たせた上で死亡フラグが立ち、

最後はチャペックのボディガードに念願果たせないまま殺されてしまう 、

――という、こんなに濃い内容がこの62話の1本にオールイン。

しかもここでニナ(第二の主人公でヨハンの双子の妹)がチャペックを見つけるなど、本筋まで進行している。

 

もちろん全体を通しても最高に面白い。

最後のルーエンハイムで起こる虐殺を防ぐためにメインキャラが終結していく様なんて

もう! もう! 凄すぎる!

 

本当に見て欲しい!!

 

へっぽこ実験アニメーション エクセル・サーガ

99年放送。全25話(+未放送1話)。小学生の俺が深夜アニメを見るようになったきっかけ。

 

この作品がたぶん今回挙げてる10作の中で1番マイナー。今作はMONSTER以上にわざわざオタクが見るべき理由は無い。

 

じゃあなぜ挙げたかというと、俺が今まで見たギャグアニメの中で一番面白いから。

当時小学生だったので、笑いのツボが浅いことや思い出補正も多分にあると思われるが、とにかくこれを超えるギャグアニメには出会ったことがない。

今見ても腹がよじれるほど笑えるので、多分俺の言っていることは正しい。(ただ単に刷り込まれているのかもしれないが)

 

若者は信じられないかもしれないが、当時原作を無視したアニメオリジナル展開があるアニメというのは決して珍しくなかった。(というよりこの頃のアニメの評判の悪さが今の原作通りを徹底したアニメが作られるようになった理由だとも言える)

今作はその中でも一番過激な作品だった。

  

1話のサブタイトルは「六道神士殺害計画」。六道神士とは登場人物ではなく原作者である。

実際に原作者がアニメに登場、ラストは主人公の美少女エクセルが原作者を殺して終わるという衝撃的すぎる1話だ。

その後もアニメオリジナルキャラが何人も登場しては大活躍。原作の話が若干元になっているものもあるが完全にオリジナルの展開が続くアニメだった。

 

しかもパロディネタも濃く、毎週六道神士(殺されたはずだが)が「○○の回にすることを許可します」と言って様々なアニメに変貌する。

SFパロの回、B級映画パロの回、スポ根パロの回など毎週ジャンルの違うアニメになっていた。(こういうのの元ネタなんだろうと気にするヤツはオタクになる)

本当に毎回ぶっ飛んでいて、初見の時は死にそうになるまで笑い転げていた記憶がある。

 

こんなアニメなので当然原作ファンからは叩かれる結果になるが、そういうファンに向けて「単行本をそのまま読んだドラマCD」(マジで効果音なども声優がそのまま読み上げている)というケンカを売っているとしか思えない商品を販売しているのもクレイジーだ。

 

「エクセル・サーガ」 おしゃべり単行本1?単行本そのまんま

「エクセル・サーガ」 おしゃべり単行本1?単行本そのまんま

 

 

今作を語る上で欠かせないのが究極の早口。

以下の次回予告は今作の象徴として有名なもの。

最初の数本で良いので見て欲しい。

 

 

本編もマジでこのペース。本当に息をつく暇もない凄いアニメだった。

近年だと「監獄学園」や「このすば」が好きだった人にはオススメできるかもしれない。

 

他にも黒歴史声優ユニット「エクセルガールズ」とか、原作クラッシャーとして有名なワタナベシンイチ監督(通称ナベシン)自らカメオ出演とか、語れることはまだまだあるのだが、どれも長くなるので割愛する。

 

ちなみにナベシンは今「リルリルフェアリル」で絵コンテ・演出を定期的にやっている。

監督以外の仕事の場合、彼の色は抑えめなのだが、それでも「あ、今週は見やすいな」、「画面が面白いな」などと思ったら大体ナベシン

スタッフには疎いし、アニメを見ても作画や演出が誰々などとはほぼ分からない自分が唯一気付ける人だったりする。

 

SHIROBAKO

14年放送。全24話(+未放送2話)。

リアルタイム当時は仕事が忙しくて見られなかった(勤め人時代、ほとんどアニメを見ていない時期があってそれが空白となっている)が、去年の正月にTOKYOMXで一挙放送をしていて、それを録画して見た。

 

ここまで8本のアニメを挙げてきたわけだが、どれも10年以上前だったことに気づく。さすがに老害すぎると反省して、予定を変更し、近年のアニメを急遽ピックアップした。(もうだいぶ手遅れだが)

そもそも「俺は他のヤツとは違う」がモチベーションになっているオタクだったので、「ツタヤに行って、一昔前の作品を見る」ということを10代の時に繰り返していた。

その影響でラインナップだけ見ると実年齢より高くみられそうだが、本当に20代後半である。

 

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アニメの制作現場を描いたアニメ、という点だけでもオタクが見るべき理由は十分だろう。

アニメの現場で働いたことがないので本当かどうかは分からないが、知らない人に「本当にこうなんだろうな」と思わせるぐらいにはリアリティのあるアニメだ。

アニメは一つの作品にたくさんの人が関わっているものだから、たくさんの登場人物が出てくる。

この一人一人に背景があり、クリエイターとしての悩みがあり、時には衝突することもあり、それらを一つ一つ乗り越えてアニメが完成していく過程は本当に感動的。

周囲から疎まれていたり、「使えない」と思われていたスタッフが力を発揮するなどのにくい展開もたまらない。

 

主人公宮森あおいをはじめ、どのキャラにも感情移入できる。

もう1クール目が終わる頃には常に心を動かされっぱなし。

特に23話のラストがこの作品の一番の見せ場だが、その瞬間なんて俺は一緒にあおいちゃんみたいに泣きそうになった。

 

SHIROBAKOがアニメ業界のリアルかどうかは知らないが、少なくとも「スタッフ達がどういう想いでアニメを作っているか」というか「こうありたい理想像」みたいなものは詰まっていると思った。

それぐらい作り手の熱意や魂を感じる名作。

10年後に「好きなアニメ10本を挙げろ」と言われても、きっと挙げる人は残っているだろう。

 

12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~

16年放送。分割で全24話。リアルタイムで視聴。去年1年間で最も面白かったアニメ。

 

原作はちゃお。タイトルの通り、小学6年生達の恋愛模様を描く。

大人はこの作品を見た時、「小学生で恋愛てw」みたいにあざ笑うが、この作品は恐らく小学生低学年ぐらいを対象としており、「自分が数年後にするかもしれない憧れの恋愛」を描いているのだから、そういう物言いは無意味だ。

 

12歳。に関しては当時の春クールまとめで色々書いているのでこちらも参照。

 

chiharu-tknzm.hatenablog.com

 

この記事ではその後の2クール目について書いていこうと思う。

 

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今作も話が佳境に入ると話が重くなっていく。

家族から「小学生で付き合うのはおかしい」と言われたり、花日と付き合いだしても高尾を狙う心愛ちゃんに「ずっとこのままなんてあり得ない、どうせその内別れるのよ!」などと言われて悩んだりする。

花日と高尾は「ずっと一緒だよ」と約束していたが、人の気持ちに永遠なんて本当はありえないということに気付いてしまう花日。

中学生になったとき、そして更にその先、今のままでいられるなんて保障は全くない。

 

考えてみれば、例え高校生の恋愛だろうが、大学生の恋愛だろうが、将来どうなるかなんてわからないし、彼女達の不安は恋愛をする上では普遍的なものでしかない。

しかし、小学生という設定にすることで、この不安を限りなく大きなものにしている。

このタイトル、このテーマでしか描けないものを扱いつつ、その実、恋愛をしていく上で普遍的なものを表現しているところが非常に素晴らしい。

 

そんな不安に震えていた花日を気遣う高尾。

そして、二人が出した結論は「この先、どうなるかなんて分からないけど、できるだけ今の気持ちを大切にし続けよう」、「相手が自分のことを好きでいてもらえるように互いに努力をし続けよう」だった。

彼女たちが出した結論にもとても感動してしまった。年齢なんて関係ない。彼女たちは恋愛の究極の境地に至ったのだ。

俺は本当に、心から祝福するような気持ちになった。

 

もしかしたらこの先、二人は別れてしまうかもしれない。しかし、その時には互いに納得できるし、決して悪い別れ方はしないだろう。

その後も、別の人と良い恋愛ができるだろうし、大人になっても、この時のことを思い出して、幸せな気持ちになれるだろう。

そんなことも考えてしまったが、きっとこの2人なら大丈夫だとも思えた。

 

マジで心を打たれてしまった。

 

おわり

長くなった。本当に長くなってしまった……。

ここまで読んでくれた人がいるかどうかわからないが、いたらお礼を申し上げる。

 

これからも体力と興味が続く限り、たくさんのアニメを見ていきたい。

アニメはどれも大体面白いのでオタクは見たことないアニメをどんどん見ていこう。

 

『けものフレンズ』の魅力

半年以上ぶりの更新。

元々1クールごとに1話見た感想とそのクール完走したアニメの感想をまとめるためのブログとして開設したが、2クール分しか持たなかった……。

 

この間、秋アニメが終わり、冬アニメが始まり、16年アニメ総括とか、『聲の形』や『この世界の片隅に』やその他劇場アニメのこととか、『スターウォーズシリーズ』全部見たとか、『告白実行員会シリーズ』を追ったとか

友人たちと「凄い戦闘シーン鑑賞会」「声優の演技が凄いシーン鑑賞会」「アニメの神回鑑賞会」をやったなどなど、ブログに書きたいことはたくさんあったが、面倒だったので何もしなかった。

 

そんな俺が久々にわざわざブログを書こうと思った動機がタイトルにある通り『けものフレンズ』だ。

 

・まだ見てないフレンズ&開始5分で切ったフレンズたちへ

分かる、その気持ちは分かる。

 

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このキービジュアルで面白そうとは思わないだろうし、話題作になるとは誰も予想できないだろう。

そして、あの1話。

ツイッターでは、開始5分で切ったフレンズが話題になっているからと戻ってきたらドハマリしたという創作実話っぽいツイートをよく見かけるが、個人的には真実味のある話だ。

実際俺も最初の5分で切りたかったし、1話を見終えた時は「つっまんねえええ!」と叫びたくなるぐらいつまらなかった。

しかし、2話、3話と不思議な空気にやみつきになっていったし、個人的に4話で自分ははっきりと「推せるアニメ」だと胸を張って言えるようになった。

1話や視聴前に切ってしまったフレンズは非常に勿体ないことをしていると思う。

 

まだ見てない&1話で切ったフレンズ向きに、このようなブログを書いてるフレンズがいる。

 

honeshabri.hatenablog.com

 

ありがとー!

お金がかかるケースもあるが、今からでも遅くない。

これであなたも「うぇるかむ とぅ ざ ジャパリパーク!」

 

それでもまだ見るか迷ってるあなたはこのまま記事を読んで欲しい。

 

・私が4話で考察班になったわけ

先に書いた通り、4話が個人的には凄く良かった。

この4話のおかげで自分も「けものフレンズ考察班」(※自称)になった。

 

自分は元々プリキュアオタクなんだけど、大友的・オタク的な視点で考察したりプリキュアを語るのが嫌いなんだ。(と言いつつ自分でもよくやってしまうのだが)

そりゃ作り手側の意図をくみ取ったり、「作画ガー」「脚本ガー」とオタクはつい言ってしまいがちなんだけど、プリキュアって女児が「プリキュアがんばれー!」って言いながら見るもんじゃん?

自分もプリキュアを見るときは、できるだけ「プリキュアがんばれー!」とだけ言いいたい。

そういう本来のターゲットの目線で作品を楽しみたいと思っている。

 

この『けものフレンズ』も考察班が2話ぐらいから生まれた時、「一部のオタクが穿った物の見方をしただけで作り手にそこまでの意図があるのか」という疑問があって、あまりそれに賛同したくない空気を感じていた。

とはいっても、俺もどちらかといえばそういうことをしたがるオタクでもあるから、はっきりと考察班を名乗らずにツイッターで中途半端な態度を取っていたんだけど。

 

ただ4話で考察厨に対して大量の餌が撒かれて「ああ、これはもう完全にそういうアニメなんだな! これは考察して楽しむしかないな!」ってなった。

 

・考察したい人にとっての魅力

今作が何に似てるかって言うと『ざわざわ森のがんこちゃん』だ。

がんこちゃんは今年で放送20周年を迎えた、Eテレの人形劇で小学生向き道徳番組だ。

30歳以下の日本人で聞いたことがないという人はほとんどいないだろう。

ざわざわ森に住む恐竜のがんこちゃんや他の動物達の日常が、道徳的な教訓と一緒に描かれている。

しかし、がんこちゃん、実は非常にハードな設定があることはご存じだろうか?

 

『銀河銭湯パンタくん』(2013年4月から放映が始まった、ガンコちゃんと同様の人形劇)とのコラボスペシャル『がんこちゃんとタイムトラベル!?』が2013年年末に放送された。

ここでガンコちゃんは「人間の遺伝子操作によって作られた未来の恐竜であること」、「ざわざわ森の動物たちが喋れるのはそういう経緯によって生まれたから」、「がんこちゃんはもう人間が滅んだあとの世界である」などが明かされた。

パンタくんは24世紀、宇宙人が銭湯目当てに地球まで遊びに来るのが当たり前の世界の話だ。もちろん今より文明も発達している。

一体何が起きて、あんな文明レベルの低いがんこちゃんの世界になったのか、気になって悶々とする日々が続いた。

 

そして、その3年後、ついこの前の16年末『ざわざわ森のがんこちゃん エピソード0』が放送20周年記念スペシャル番組として放映された。

人類滅亡の謎が描かれるかと思いきや、さらに謎が謎を呼び、視聴者の気持ちが暗くなるあんまりな内容だったのだが……。

 

話がガンコちゃんにかなり逸れてしまった。

ただ、あのガンコちゃんエピソード0を見たり、パンタくんとコラボスペシャルの話をここで読んで、わくわくした気持ちになったフレンズは間違いなく『けものフレンズ』の視聴に向いている。

「ジャパリパークとはどういう世界なのか」、「フレンズとは何か」、「セルリアンとは何か」、「人間はどうなっているのか」、あなたのそういう知的(?)好奇心を刺激してくれるには違いない。

図書館に向かいながらジャパリパークを冒険するというあらすじも、良い感じにこの好奇心をくすぐってくる。

冒険する物語とは、いわば未知と出会い続ける話なのだから。

先にも書いたが、4話では大量の伏線と謎が与えられ、今期一番続きが気になるアニメになった。

どうか4話まで一気に見て欲しい。

 
・別に考察したくない人にとっての魅力

とはいっても、別に考察厨だけが楽しめるアニメじゃない。

「たのしー!」「すごーい!」と言って気持ちが明るくなるアニメだ。

 

まずOP。

「けものはいても のけものはいない 本当の愛がここにある」

という OPの歌詞、よく引用されているので、今更俺が言うまでもないんだけど、だけど言わせてほしい。

本当に素晴らしい言葉だし、素晴らしい歌詞だ。

本当の愛がここにあるんだよ! 『けものフレンズ』を見て、皆も本当の愛を知ろう!

 

OP曲自体も凄く良い。毎日5回は聞いてる。 

聞いていてこんなに明るくて優しい気持ちになる音楽は久々に聞いた。

聞いてるとね、あまりにも優しい歌詞とメロディーに、なんだか涙が出てくる。

まさに『けものフレンズ』そのものといってもいい曲だ。

 

内容もOP通りなので、基本的には見ながら知能を低下させ、「すごーい!」と言っていれば楽しいアニメだ。

実際、この最高に優しい世界に入り浸ることで、疲れを癒している社会人をツイッターではよく見かける。

 

ただ、たとえ考察勢でなくとも、この不穏な空気を感じずにはいられないと思う。

特に廃墟の白黒写真を写しただけのEDには不気味さがあるし、4話では暗い世界設定があるかもしれないことが示唆された。

 

悲惨な展開やひどい目に合うキャラクターなんていらない。

ただ皆が明るく過ごしている姿だけを映して、そこにちょっと暗い影を落とす。

 

それだけで、ただの日常アニメのような内容が、まったく別の意味を持ってくる。サーバルちゃんが眩しいぐらい輝いて見えてくる。

「すごーい!」という楽しさだけじゃない。真の意味で人の心を救済するアニメだ。

 

仮にこれからラッキービースト(ボス)が、スパロボのD.O.M.Eみたいに黒歴史を語り出したとしても、

フレンズ達もジャパリパークもきっと何も変わらないし、このまま優しい世界が続いていくだろう。

不穏な空気があっても、この安心感という土台があるから楽しく視聴できるのだ。

考察しようがしまいが、この世界に対する謎と保障された安心があるから『けものフレンズ』は「たのしー!」

 

・まとめ

『けものフレンズ』は「考察することの楽しさ(不穏な世界設定)」と「明るくて楽しくて優しい世界」を描き、それが見事に両立している凄い作品だ。

人によって色んな楽しみ方ができる懐の深い作品なので、見ていないフレンズは是非!

 

なんか「俺の思う『けものフレンズ』の真実はこれだー!」という考察を垂れ流すつもりで書き始めたのに、結局は作品の魅力を語っただけで終わってしまった。

次回、まだ気力があれば、これまでの『けものフレンズ』の疑問や俺の持論を展開する記事を書きたい。

もし、2月中に更新が無ければ察してね。

 

それじゃ、また。

 

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (1)

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ようこそジャパリパークへ(初回限定盤)

ようこそジャパリパークへ(初回限定盤)

 

 

2016年夏アニメの1話を大体見た

・はじめに

前回まで春アニメのまとめを書いていたが、既に夏アニメの放映が始まっており、ほぼ3話ぐらいまで放映されている。

2話も半分くらい見れておらず、かなり遅いが、夏アニメ1話の視聴した感想を書いていく。

0話切りは「前期から見てない」、「裏番組をすでに視聴している」「予約を忘れた」ということがなければしていない。

今期は40本前後のアニメの1話を見た。

なお、今期から一応5分アニメも見た。

  

評価は以下の通り。

◎イチオシ
○視聴確定
△視聴を続けているか迷っている
×切った

本当なら、どんな作品も3話4話ぐらいまで見守るべきだと思うのだが、生活リズム的に週に20本見れば溢れてしまうので、ガンガン×を付けて削らざるをえない。

その辺、不愉快に感じる人もいるかもしれないが、ご了承ください。

 

なお、順不同。大体は放送開始順、俺が見た順だが、正確な訳ではない。

 

ももくり ×

1話から付き合いだすし、主人公の声は加隈亜衣だし、大体12歳。だった。

女の描いた糞つまらないギャグ*1が苦手で、主人公のストーカー気質部分がもろに俺の逆好みにピッタリとハマったのでギブアップ。

 

・ReLIFE ×

20代後半ニートがコナンみたいな薬飲んで、高校生ぐらいに若返って高校生活から人生をやり直すという話。

面白そうといえば面白そうだったがあまり見たいと思えないテーマだったので×。

 

食戟のソーマ 弐ノ皿 ○

前期から大好き。

1話で特に前期のあらすじなどをやらず、いきなりVSアリス戦、「ソーマが戻ってきた!」というインパクトだけで勝負してくるあたりも食戟のソーマだ。

 

Rewrite ○

原作はプレイ済み。

原作の感想は「大筋は面白いけど、どうでもいいところが長すぎたり、ルートやライターによって出来がまちまち過ぎる」。

なので、アニメで話をすっきりさせて一本にした方が面白くなりそうだし、そういった意味ではかなり期待している。

しかし、全ルートアニメ化と銘打ち、クソどうでもいいところまでわざわざアニメにして、ダラダラと無意味に3クールやった「リトルバスターズ」という同じビジュアルアーツのアニメを知っているので、不安も大きい。

 

1話(1時間スペシャル)を見た限り、「提示しなきゃいけない要素を全部提示したけど、どの要素も丁寧には説明していない」感じだった。

原作未プレイの人が見るのは辛いだろうが、それなりにテンポを重視している印象なので、今のところ、俺の不安よりは期待に応えてくれている感じ。

少なくともリトバスのアニメよりはすでに出来が良い。

 

原作では無音声だった部分も、森田成一の声で聞けるのは結構嬉しい。

「おっぱい」

 

・B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~ ×

うたプリの10番ぐらい煎じ、キャラとグループが多すぎて無理。

踊りのセンスがスタミュ

 

前情報がキービジュアルとキャストしか知らなかったのだけど、

何故か俺は

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こいつが金本寿子で実は女の子で、男装して男アイドルとしてやっていくものだと勝手に思い込んでいたので、1話を見た時、勝手に凄い落ち込んだ。(本当は竜持くん、声は岸尾だいすけ

 

うたプリは1話のインパクトが強烈過ぎて、この手のアニメであれを超えるのは無理だし、もうこのジャンルは見飽きてるので、見なくていいと思った。

 

初恋モンスター ×

「・・・で、俺、小学生だけどどうする?」という画像が有名なやつ。

俺も画像だけ知っていて、期待してたけど、女の描いた糞つまらないギャグだったので即刻視聴をやめた。

いぬぼくSSぐらい糞。

 

アルスラーン戦記 風塵乱舞 ○

前期の時点で戦闘がすべて「ナルサスが全部読んでました」で片付けられるのがつまらなくて、かなり飽きてたけど、一応見た。

やっぱり「ナルサスが全部読んでました」なのでもう見なくていいかなと思ったのだけど、

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まさかのパパ無双。

どうなるのか気になってしょうがない。

 

不機嫌なモノノケ庵 ×

ホモアニメ。女の描いた糞つまらないギャグ。

 

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス ○

テイルズなんて遊んだことねーし、前のアニメも見てねーし、ナンバリングじゃないから話が繋がっているのかいないのかもよくわかんねーし、必要な前知識があるのかないのかも不明瞭だし、どうせつまらないだろって思ってみたら死ぬほど面白い。

1話でヒロインが仲間を皆失って絶望する姿は最高だぜ。

 

トータルイクリプスみたいにはならないことを祈る。

 

・DAYS △

サッカーアニメ。

今のところベタなスポ根ものでしかない。

主人公が「ブラック企業勤め人10段」みたいな精神性なのと、努力の域が物理的に無理があるのが気になる。

まあでも、スポ根少年マンガなんてこんなもんだし、そこは割り切れる。

早く試合が見たい、試合の出来次第で評価が変わる。

 

・orange ×

冒頭の、10年後の手紙から完全にオチが見えてしまっている上、そのオチが全く面白そうじゃないのが致命的。

あと、いくら片思いの男が自殺するからと言って、既に別の男と結婚して子供を作っているのに、過去へ手紙を送って自殺を阻止しようとする根性に腹立つ。

 

甘々と稲妻 ◎

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最高。

 

タブー・タトゥー ◎

ベタな少年マンガっぽい展開ながらも、暗い画面の多用が深夜アニメっぽさ・大人向きっぽさ(とはいっても小中学生が高校生に憧れる程度の)がクサくて、たまらん。

少々古臭い感じもまたイイ。

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今期一番シコリティの高い女の子はイジーちゃんです、よろしくお願い致します。

 

チア男子!! ○

タイトルだけで少し引いてたけど、面白かった。

一昔前に流行った「ウォーターボーイズ」の亜種。

あれは実写だったから、シンクロを男子だけでやる面白さも、それを撮影するだけで良かったんだけど

チアを男子だけでやったときに出てくる魅力が、アニメで表現できているのは凄い。

OPを見るだけで今作の魅力が分かる。

 

NEW GAME! ○

4コマ原作日常系は苦手なのだけれど、これは面白い。

可愛い女の子を眺めるだけの日常系コンテンツで、社会人の働く姿を描くという矛盾にどう立ち向かうのか楽しみ。

 

SHIROBAKOはタローみたいなヘイト集める係がいて、そのおかげでリアリティが生まれて、他の嘘くさいところも全部すんなり飲み込めたんだけど、

今作にはそれが今のところいない。

 

可愛さで覆い隠し、キラキラさせて、闇を排除しようとしているが、そのせいでかえって闇が深くなっていく。

ゲーム業界にいたことのない人間でも裏から滲み出る地獄を感じてしまう。

そんな狂気を孕んだアニメになっている。

 

スカーレッドライダーゼクス ×

絵が変。

 

SERVAMPサーヴァンプ‐ ×

ホモアニメ。女の描いた糞つまらないギャグ。今期多くね?

 

ツキウタ。 THE ANIMATION ×

Bプロに負けず劣らずキャラもグループも多くて無理。

俊平君がアイドルを目指す話だったら夢中になって見てたと思うが、まさかの俊平君は1話のゲスト捨てキャラだった……。

 

OZMAFIA!!(5分) ×

特に思うことないです。

 

魔法少女?なりあ☆がーるず(10分) ×

もう何回目のgdgd妖精sだよ、飽きたよ。

 

魔装学園H×H ×

タイトルがハンターハンター

 

酷い。糞過ぎる。

今までラノベ原作のクソアニメは腐るほどあったけど、ここまで酷いのは初めて見た。

エッチな深夜アニメっていうのはちょっとエッチだから良いのであって、挿入したらダメでしょ。

っていうか、地上波で挿入していいの?

 

俺が性欲に溢れた男子中学生だったら、親に隠れてこっそり見てたとは思うので、

そういう意味で存在すべきコンテンツではある。

 

レガリア The Three Sacred Stars △

面白くなりそう。

「面白くなりそう」であって、「面白くはない」のがミソ。

女の子が主人公のロボットアニメは応援したいけど、こういう印象で実際に面白くなるアニメって中々なく、既にかなり厳しい印象。

 

はんだくん ×

つまらな過ぎて死ぬかと思った。

 

この美術部には問題がある! ×

特に思うことないです。

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン △

渋い良くできたファンタジー。

つまらなくはないんだけど、常に一定のクオリティで淡々と進みそう。

決してすごく面白くなることもないんだろうなーと予測できるのがつらい。

 

キャラデザがクソダサい。

原作の絵は普通なのに、どうしてアニメはこうなってしまったのか。

 

91Days ○

面白かった。色々バッカーノ。

 

ベルセルク △

なんで3Dにしたんだ……

OPも3Dにしてくれれば、こんな気持ちは抱かなかったのに……

 

・一人之下 the outcast ×

中国のアニメのイメージが「霊剣山」だったので、普通に見れるアニメで「中国もやるじゃん」って思った。

純粋に話が好みじゃないので切った。

 

クオリディア・コード  ×

主人公のしゃべり方が気持ち悪すぎる。

 

・アンジュ・ヴィエルジュ ×

ソシャゲ原作。

かなり多いキャラが全員大衆浴場で裸のまま出てきて「自分の紹介か、会話している相手の紹介をする説明台詞」だけで1話の3分の2ぐらいが終わる。

その間、画面の半分以上を湯気で覆うという凄い1話だった。

お色気で視聴者を引き付けたかったのかもしれないが、

キャラを覚えさせたいならどんな衣服を着ているかも必須要素だと思うし、完全に失敗だった。

具体的には風呂から出て戦闘シーンに入った時、全員が服を着て印象が変わったため、風呂中と風呂後でキャラを一致させることができなかった。

 

1話で多いキャラの区別がつけられないのは致命的だし、つまらなかったし、ねえ……?

 

・あまんちゅ ×

ARIAのころからこういうアニメを楽しむ才能がない。

 

モブサイコ100 △

面白そうではあった。

櫻井孝宏のキャラが不快だったし、これがずっと続くようなら辛い。

 

バッテリー △

1話じゃなんとも。

声が内山昂輝のせいで、大体ここさけ。

 

タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~ △

天才テレビくんや教育テレビを見ていた気持ちを思い出した。

こういうキッズアニメは長い目で見なきゃダメだが、今のところ食いつきは悪い。

 

planetarian~ちいさなほしのゆめ~ ◎

原作はkeyの古い作品、未プレイ。

全5話、現在3話まで配信。

1話の長さは普通のアニメより短く20分足らず、ネット配信限定後、劇場でも公開(? なんかよく分かってないけどそんな流れらしい)。

形態は「イヴの時間」を思い出す感じ。

 

短編のアニメとしては非常に出来が良い。

荒廃した世界で、古い美少女型のロボットと、一人の兵士*2が出会い、交流する話。

自称SF好きなので、美少女ゲームにありがちな「ロボットが普通の人間とほとんど差異がない」のは苦手なのだが、

今作の美少女ロボットは、あくまでもプログラムされたとおりにしか動かず、荒廃した世界の現状も知らずに、ただプラネタリウムを開いているだけだ。

そこに心があるかどうか判然としない。

 

それでも、そのロボットが人の形を成す以上、人はそこに感情を感じずにはいられない。*3

 

それが、無知からくる発言、単なるプログラムによる行動であっても、

男は、相手に心がないということを知っていても、荒んだ心が彼女の態度によって癒されていく。

 

この過程の美しさはモロに自分の「人型ロボットとの交流はこうあって欲しい」みたいなツボを突いている作品でたまらん。

 

・ストライク・ウィッチーズ(再放送)○

TOKYO MXによる深夜での再放送。

本放送は2008年、初見(当時受験生で見れなかったと記憶している)。

 

下を履かないことが当たり前の世界観でパンツが常に丸見えなことと「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」(パンツはズボンという設定らしい)という名キャッチフレーズだけの変なエッチなアニメのイメージ。

見たことはないが、内心馬鹿にしていた。

 

しかし、ビビオペみたいなアングルがよくある程度で、変な恰好をしている以外は、普通に良い話でかなり驚いた。

2話の宮藤の出撃のシーンはめっちゃ感動した。

 

ソードアート・オンライン(再放送)△

TOKYO MXによる深夜での再放送。

本放送は2012年、初見(就活がヤバくて見れなかったと記憶している)。

 

ラノベ原作アニメということで、前期の「ネトゲ嫁」にちょっとバトル要素がある程度の認識だったし、ぶっちゃっけ馬鹿にしていたのだが、

非常にシリアスな内容ですごくビックリした。

 

逆にこういう酷いバトルロワイヤルみたいな話もそれはそれで苦手なので、微妙には感じている。

 

ご注文はうさぎですか??(再放送)◎

TOKYO MXでなぜか「ニチアサで」「2期から」再放送。

本放送は2015年、視聴済み。

 

生きてる理由。

 

・まとめ

そんなわけで今期の寸評を終える。

 

今期見るアニメは、

 

甘々と稲妻タブー・タトゥーplanetarianごちうさ(再放送)

 

○ソーマ、Rewriteアルスラーン、テイルズ、チア男子、NEWGAME、91daysストパン(再放送)

 

△DAYS、レガリア、アルデラミン、ベルセルク、モブサイコ100、バッテリー、タイムトラベル少女、SAO(再放送)、

 

(前期から継続)プリキュア、ここたま、フェアリル、ワンダ、スポンジボブ、MONSTER(再放送)、ブライガー(再放送)、ジョジョガンダムUC、RINNE2期、双星の陰陽師クロムクロ

 

なんか、ここまで書いて気が付いたんだけど、これでも32本ある。

20本前後が限度で、これを超えると生活が破たんする。

しかも今期は「プリヤドライ」が始まっているのに「プリヤツヴァイヘルツ」を見れていないので、そこから追わなければならず、

更に「ロミオとジュリエット」のDVD-BOXも控えている。

 

現状、物理的に無理なので、かなり減らさなければならない。

なので、以下のアニメを削る。

 

△のアニメ全部と、前期から継続の「銀河旋風ブライガー(再放送)」、「境界のRINNE2期」。

ライガーもRINNEも、これ以上見ても特に話の内容が変わりそうにないので、削る側に含めた。(泣く泣くだが)

これでようやく22本+プリヤやロミジュリなど、という感じ。

 

まだキツいのだが、まあ、今期はこれで頑張っていこうと思う。

 

 

*1:16年春アニメの脚注参照

chiharu-tknzm.hatenablog.com

*2:正確には「屑屋」という今作独自の裏稼業

*3:人型ロボットに対する俺の持論なので、異論などはあるはず。今作も「自分がいつもこう考えているから、こうなんだ」という強引なこじつけはあるかもしれない。

2016年春アニメ総括 「キズナーイーバー」・「12歳。」・その他

夏アニメがようやくそろった時期だが、前回まで通年アニメの春クール振り返りにかなりの熱量を割いてしまい、未だに春アニメのまとめができていない。

相変わらず世間の流れから遅れることになるが、書いていこうと思う。

 

chiharu-tknzm.hatenablog.com

 

1話の段階でつけた期待度ランクは以下の通り。

 

◎:ジョジョ、ニンジャスレイヤー、ガンダムUC、ヒロアカ、12歳、双星の陰陽師、カバネリ、スポンジボブキズナイーバー

 

○:うしおととらくまみこジョーカーゲームクロムクロ、RINNNE、はいふり

 

△:逆転裁判SUPER LOVERS、坂本、マヨイガ

 

前期からの継続:プリキュア、ここたま、フェアリル、MONSTER再放送、ブライガー再放送

 

終わったのと終わってないのとで分けてみていこうと思う。

 

今期、終わってみて最終的に一番良かったのはキズナイーバー、次点で12歳。

 

終わった作品

 

キズナイーバー

春クールで一番面白かった。

TRIGGERの新作。

脚本にネームバリューのある岡田磨里を起用し、その名前を前面に押し出していたが、監督の小林寛はテレビシリーズでの監督は初、その他メインスタッフも、あまり名前を見たことがない若手ばかりだった。

TRIGGER=今石監督のイメージ・作風で良くも悪くも固まってきていたが、それとはまったく違ったテイストで、若手スタッフがこういった面白い作品を出せることはとても喜ばしいことだと思う。

 

なんとなくウテナピングドラムの幾原監督を彷彿とさせる作風だったが、そこにTRIGGERらしさや若手スタッフたちのオリジナリティもあり、かなり新鮮味のある作品だった。

 

同じ形のキズを体に刻むことで、痛みや感覚を共有し、分配する「キズナシステム」という実験に巻き込まれた7人と、その実験の中心にいる園崎法子の物語。

人が互いの「痛み」を理解し合い、真の「キズナ」で結ばれれば、人間は幸せになれるという考えの元で行われる実験。

「感覚共有」も、「何らかの方法で互いを繋ぐことで人類を幸福に導く」という思想も、色んな創作物で結構使われているネタだが、

これを組み合わせて独特な展開で魅せてくれた。(感覚共有系の作品はあっても、7人も繋げてしまうのは初めて見たかもしれない)

 

途中、一番難しい背景を抱えていた穂乃香ちゃんにスポットが当たり続けたり、ドロドロの恋愛関係が展開されたりと、回によって話の方向性が変わったりもしたが、

そういった中でも独特なテーマは貫かれていて、とっ散らかった印象は全くない。

むしろ、そのおかげで飽きることなく、毎週何が起こるのか楽しみにしながら見ることができた。

 

それまでの全てが繋がる最終回は見事の一言。

一見話が色々な方向に広がっていた今作だが、無駄なことは何一つなく綺麗に終わったのは美しかった。

 

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最後の穂乃香ちゃんの演説は本当に良かった。

 

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のりちゃんが痛みとキズナを手放し、かっちょんに痛みが戻る終わり方は「そうきたか」と思わず唸ってしまった。

ずっと面白いアニメだったが、その面白さが最終回でピークに達して、そのうえで綺麗に畳むアニメは中々ない。

 

他にも長く色々書きたい気もするんだけど、この作品が言いたかったことは最終回で全部ストレートに言われている。

考察などを必要としない素直さ、みたいなものも今作の良さの一つだろう。

 

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MVPキャラだった新山仁子。

第一印象は天然の頭がおかしい女の子だったが、この子がこの作品で一番まともで良い子だった。

話が暗くドロドロした時も、彼女という良心がいたから見ることができた。

一番皆がバラバラになったときも、優しくも強い意志で皆を繋ぎ止めた姿は素晴らしかった。

 

仁子役の久野美咲可愛い!!久野美咲最高!!!!

 

 

 

・12歳。~ちっちゃな胸のトキメキ~

TOKYO MXながら、平日の夕方に放送という珍しいアニメ。

色んな意味で、こんなものを深夜にやっていたらこの世の終わりだが。

最終回が全然最終回らしくなく、最後に2期が秋クールにやることが予告される。

 

12歳。〜Boyfriend〜」は初めて彼氏ができた小学6年生の少女が、戸惑いながら恋愛体験を積んでいくラブコメディ。クラスの男子がエッチないたずらをしてきたり、自分はまだなのに周りの子がブラジャーを着け始めたり、思春期に差し掛かる少女のピュアな悩みが描かれる。

 

こちらの文は12歳。の原作の連載が始まったばかりの頃の公式のあらすじ解説。

アニメ化に際し、何故か掘り起こされ、今作を視聴するアニオタの間で流行した。

というか、後半部分が実況のハッシュタグに使われたりもした。

確かに声に出して読みたい日本語感は強い。

 

タイトルとこういったあらすじのせい(アニメ公式サイト1話のあらすじも名文)で、結構性的に危なそうな感じで、大友(俺含む)のしょうもない期待は煽られていたが、

始まってみると非常にピュアな内容で、心を打たれた。

「変な期待をしてごめん」と心の中で謝り、その後は恋する12歳の女子の気持ちになってみることができた。

 

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(他のアニメを見ている時に入るCMでの、花日の最後の一言は「一緒にキュンキュンしちゃおう!」だった)

 

12歳は少女マンガとしては画期的なことが多かった。

 

○12歳のここがすごい その1「1話で付き合い始める」

1話で主人公の花日と彼氏の高尾が付き合い始める。

通常の少女マンガの場合、どうやって付き合えるようになるかに注力し、付き合い始めたあとはつまらなくなることも多い。

しかし、今作では1話で付き合い始める。

12歳同士で付き合っているとどんなことが起こるかを描くことに注力されており、結構斬新に感じた。

 

○12歳のここがすごい その2「カップルが2組存在する」

少女マンガによくあるのが、彼氏にライバルキャラが出てきて主人公を口説きだす展開だ。

長く連載している少女マンガはこういったテコ入れをよくする。

キャラを増やせば話は広がるし、色んな恋愛模様を描くには欠かせないイベントではある。

が、よほど注意しないと、主人公ちゃんが単なるビッチに見えてきてしまい萎えたりもする。

 

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(一応12歳にもそういうポジションの堤くんがでてきたが、4話で登場、5話でちょっかいをかけてきて、6話で高尾に敗北、その後あっさり退場という流れには結構驚いた)

 

しかし、今作では2話でもう一組のカップル、、結衣×桧山が誕生する。

子どもっぽい花日と12歳とは思えない精神年齢の高さと余裕を持つ高尾、お姉さんっぽい結衣と不器用で口下手な桧山というタイプの異なる2組のカップル。

七夕や花火大会などのイベントも、タイプの違う2つのカップルを見ることができるので、「一粒で二度おいしい」を実現。

少女マンガの付き合うまでの過程をすっ飛ばした分、早く飽きてしまいそうなところを、テコ入れがなくとも、飽きさせない工夫を感じる。

上述の通り堤くんがいたし、2期から結衣にちょっかいをかけようとする嫌な感じの男子が最終回で顔を出したが、

主人公をビッチっぽくしてしまう弊害をうまく緩和している感じがある。

 

今後の少女マンガのスタンダートの1つになりそうなぐらい素晴らしい様式を作り上げたし、多くの作品が見習ってほしい。

 

○12歳のここがすごい その3 第8話「ナマエ」

この回は「花日が彼氏の高尾に下の名前で呼んでもらうために色々画策するも、失敗して言って貰えない」だけで終わる。

いいですか! この回は「花日が彼氏の高尾に下の名前で呼んでもらうために色々画策するも、失敗して言って貰えない」だけで終わるんですよ!!!!!!

凄くないですか!?

「彼氏なんだからそろそろ下の名前で呼んで欲しいよ~、でもそのことを直接言うのは恥ずかしいよ~」って言って、呼んで貰えるように遠回しな会話を試みるも呼んで貰えない、それだけで終わるんですよ!

「こっちから下の名前を呼べば、向こうも自然と呼んでくれるようになるはず」って思って、高尾を下の名前で呼ぼうとするけど、恥ずかしくて言えないんだよ!

ピュアかよ!!!

こういう恋愛がしたい! 俺も12歳の女子になってこういう恋愛がしたいよ~~!

 

 

・ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(地上波版)

去年、ウェブ配信限定で放映されたアニメの再放送。

「地上波版」、「スペシャルエディシヨン」などと銘を打ち、

 

では、すでに配信版の「フロムアニメイシヨン」を見た人にとって「スペシャルエディシヨン」に新たな驚きは無いのか? そんなことはありません。それはやがてニンジャのように突然に明かされるでしょう!

 (公式ブログより引用

「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」の地上波TV版が4月より放送開始! - ニンジャスレイヤー公式ファンサイト:ネオサイタマ電脳IRC空間

 

このように期待を煽っておきながら、UCみたいに作画等の手直しもなく、本当にただ垂れ流しただけだった。

全話を録画と同時にブルーレイを再生して確かめたので間違いない。俺の見落としが無ければ、だが。

 

更に、ネット配信版はネット配信だからか1回の時間がかなりいい加減で、そのままテレビで流すには長すぎる回も結構あり、テレビ放映用にテキトーなシーンのカットもかなり見受けられた。

「地上波版」、「スペシャルエディシヨン」といったわりに単なる配信版の劣化でしかなく、この裏切りにはファンとして結構頭にきている。

ニンジャスレイヤーの広報は、ネオサイタマだったら惨たらしくインガオホーで死んでいる。

 

「ファック」、「マッポ」、「ベトコン」などの単語は音声が加工されており、ニンジャスレイヤー独特のアトモスフィアも損なわれていた。

しかも、「マッポ」に至ってはくまみこで響ちゃんが加工無しで発言している。

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くまみこよりサツバツさが劣るニンジャスレイヤーは見たくはなかった……。

 

くまみこ

前半は非常に面白いアニメだったが、終盤から見ていて不快な気持ちになるアニメだった。

更に最終回では炎上騒ぎにまでなり、はちま刃やらかすというハイエナがたかる残念なコンテンツに成り下がった。

 

最初は田舎者でコミュ障の女の子が、都会の学校に行くために世の中の勉強をしていくという感じだった。

世間知らずのまちが、現代の文明に触れて、存在理由を理解できないことによって生まれるギャグや、ヴィレヴァンを初めて見た時のあるある反応などを楽しむアニメだった。

 

原作は読んでいない人間の意見になるし、どこまでが原作通りでどこからがアニオリなのかは知らないが、

あからさまにおかしくなったのは8話、良夫がまちを騙してスーパーのバイトの補充要員に投入した回。

それまでも良夫はデリカシーの無さが目に余るキャラではあったが、この回は本当に「最低」の一言だったし、全く面白くなかった。

 

続く9話でも、良夫は今度村中を騙してCMを作るという嫌なことをやり、この辺から、全体のために個(まち)を犠牲にするというやり方が浮き彫りになってくる。

7話までは普通に楽しんでたから「うーん、まあ・・・まあ・・・こういうこともあるよね」程度で流していたのだが、ここから更に酷くなる。

 

村おこしのために、嫌がるまちを無理矢理アイドルに仕立て上げ続けていくのだ。

ここから見るに耐えない胸糞悪いだけの話が最終回まで続くのだが、「ここまで来たのだから」と最後まで見てしまった。

最終回では通称カミーユエンド*1とまで言われるほど、アレなラストを迎えてしまった。

 

炎上したのが最終回だったので、最終回が酷かったと思われがちだが、そうではない。

終盤はずっと酷かった上に最終回はそれが最悪の形で着地したために、それまで溜まっていた鬱憤が爆発したというのが正解だろう。

俺個人の感想としては、あの最終回は、それまでの積み重ねを見れば当然の帰結で、別段驚いたりするほどのものでもなかった。

 

ここまでなら「原作通りの時は面白くて、アニオリはクソだった」というよくある話だったのだが、(炎上はやりすぎだとは思うが)

このアニメは更に、最終回放映後が最悪だった。

 

まず、原作者がクソみたいなブログを上げる。(該当の記事は削除済み)

詳細な内容は各自ググって欲しい。(もっと言うと、はちま刃やらかすがトップに出てくるのを確認したらその記事を開かないでそのままブラウザを閉じてこの話は忘れてほしいが)

 

「スタッフに任せたし、チェックもしてないから文句を言う権利はないけど、一ファンの意見としては酷かったですね」(要約)

原作者という絶対的に有利で確実にマウント取れる立場の人間が、まともな大人とは思えない無責任な言い方をするのはひどすぎる。

「任せたなら黙っとけよ」、「それじゃあ、終盤つまらなかったのは、チェックしなかったお前のせいじゃねーか」など、色々言いたくもなる。

 

SHIROBAKOの悪徳編集者みたいに、アニメスタッフと原作者が絡まないように嫌な根回しされたとか、受け手側が想像もできない様々な裏事情があるのかもしれないけど、

原作者のお前がそういうこと言ったら、もう100%お前が悪いんだよ。 

いくら終盤が酷かったとはいえ、1クール見てきて愛着もそれなりにあったアニメを、「原作者ごとき」の発言で全部台無しにされた感はあり、残念でならない。

 

しかも、まだ終わらないのが俺たちのくまみこ

もう新しい夏アニメが始まって、みんなくまみこのことなんて忘れかけており、黙っていれば自然と風化したはずなのに、

作者のブログ投下から2週間以上経った、非常に、ひじょ~~に遅いタイミングで公式サイトが以下のような文を発表。

 

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闇は深い。

 

僕のヒーローアカデミア

超面白かった。

大体の人が特殊能力を持ち、それを生かしてヒーローをやっている世界観で特殊能力を持たないキャラが主人公。

努力だけで他の特殊能力者と張り合っていくという、今までありそうでなかった感じが良い。

 

2話のオールマイトに「君はヒーローになれる」と言ってもらえるシーンはかなり感動して、うるっときた。

そこからも、良い成績には結びつかなくとも、主人公の心からの行動が評価を得ていくストーリーは見ていて気持ちが良いし、主人公が弱すぎるせいでどんなシーンも良い緊張感で見ることができた。

 

制作は東映アニメーション

ドラゴンボールやワンピースで培ってきた引き延ばしの技術をフルに活かし、最初から展開が全力でスロウだった。

原作は未読だが、読んでいる友人いわく「アニメの1話が原作の1話までしかいかなかった」というのだからすごい。

たっぷりと時間をかけたカメラワークやモノローグ、毎週のように入るさりげない回想や使いまわし、これらが目につかない程度に多用され、それでいてちゃんと面白いアニメになっている。

最初からここまでやっていると、息の長いコンテンツにしようという気概を感じるし、今後の展開も楽しみ。

欲をいえば休まずに2クールやってほしかったが、仕方ない。

2期もあるとのことなので待機。

 

SUPER LOVERS

ホモマンガが原作のアニメ。

別に腐男子でもないので、見るモチベーションは低かったが、なんだかんだ言って面白く、最後まで見てしまった。

 

主人公の晴(ハル)が、虐待で人間不信になってしまった無垢なショタ、零(なぜかこれでレンと読む)のお世話をすることになるというのが、ざっくりなあらすじ。

レンはハルのおかげで初めて人の温もりを知り、人間性を少しずつ身に着けていくのだが、その過程で男同士でもハルへの気持ちを募らせていく。

百合にしろBLにしろ、同性なのに好きになってしまう過程とその納得度が個人的には重要なのだが、今作はその点が非常によくできていた。

そもそも、ハルはレンがホモになるように明らかに誘導しており、無垢なショタを調教していくダメなヤツだったし、その過程はたとえBLでも結構ぞくぞくするものがあった。

 

しかし、レンが、いざその気持ちをハルに伝えようとすると、ハルは及び腰になる。

ハルは自分の心に踏み込まれるのを恐れているタイプの人間で、恋愛関係などにもかなり臆病。

ハルは、「レンを自分無しでは生きられないように仕向けてきた。自分もレンが無しでは生きられない。でもちゃんとした関係になるのは怖い」という、

つまり、ただれた共依存の関係になりたかっただけなのだ!

 

「お前そんな無垢なショタをホモにしておいてそりゃあねーよ!」という態度の連続。

ハルのクズっぷりと、その態度にいちいち振り回されながらも、それでもハルが好きだからと少しずつ距離を縮めていくレン。

と、中々見たことのない恋愛模様だったので、結構見ごたえがあった。

 

最終回では来年の1月からは2期も決定の告知。

別にそんな趣味はないはずなのだが、結構楽しみだったりする。

 

甲鉄城のカバネリ

ゾンビ(カバネ)を相手に戦いながら、「甲鉄城」というなんかすごい鉄道で逃亡する話。

 

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あまりにもカッコ良くて、主人公力の高い、主人公の生駒。

 

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超強くてカッコ良い、それでいて精神的にもろい部分もあって守ってあげたい感もあり、作品の世界観を損なわない程度に性的な魅力にもあふれた、セックスしたいという感情以外抱かせないスーパーヒロインの無名。

 

その他、それぞれ魅力的なキャラクター達。

更に毎回アクションシーンも超絶カッコ良く、他のアニメとは一線を画するレベルの美麗の(主に女の子が)アニメーションで、「今期はこれをみておけば間違いない!」という圧倒的なオーラを持っていた。

 

しかし、毎回「カバネが襲ってくる→倒す→甲鉄城で脱出」を繰り返すだけで、話が広がらず、中盤以降はだんだんと飽きてくる。

そして、美馬がでてきた辺りで一気に冷める。

 

ゾンビ(その他言葉をしゃべらない化け物)は有無を言わさず視聴者が脅威を一瞬で理解できて、登場人物の緊張感を共有できるという意味では便利な装置だ。

しかし、それがもつのは小説や映画程度だろう。

長編やテレビシリーズでこれを使うと飽きる。

戦う相手が言葉を喋らないのだから話が広がらなくなるのは必然だ。

 

そして、ゾンビや言葉を解さない化け物が敵のアニメの場合、中盤以降の展開は大体以下の通りになる。

 

・化け物の正体は実は人間だった(まどマギガルガンティアなど。カバネっていうかゾンビは見れば分かるので、これに該当しない)

・化け物を作ったのは実は人間だった(ザンボット3のガイゾックなど。故意の場合と過失の場合がある)

そして、

・その化け物を使って何か悪いことをしようとする悪者が現れる(カバネリはこれに該当)

 

さすがに小学生の時から15年以上アニオタをやっている身なので、上述のパターンになると「またか……」としかならないし、これだけで一気に冷める。

美馬が出てきた辺りからはもう惰性で見ていた。

 

1話を見た時点でゾンビが敵だったので、正直こういう不安要素は感じていた。

それでも、甲鉄城をはじめとする独特な和風の世界観が何とかしてくれると思っていたのだが、特にそういうことはなかった。

 

最終的には、シナリオがあまり良くなかったもののキャラクターの魅力と絵のクオリティで何とか誤魔化したという印象で終わる。

 

うしおととら2期

原作は未読。それでも古い絵柄でグイグイ動く今作は懐かしくもあり、嬉しくもあった。

 

最初はそんな感じで面白かったのだが、延々同じ調子の話が続き、1期の最後の方で既に飽きる。

今作はたとえるなら「160キロの豪速球」だったのだが、それだって半年間見せられれば打ち返せるようになる。

「白面の者がすごい強い」ということだけで、1期の2クール分を引っ張り続け、更にこの2期の前半もそれだけだったのは結構しんどかった。

 

最終回の1回前とか、今まで出てきたキャラクター全員が一言二言カッコ良いことを言うだけで終わり、話が1個も進まなかったのとかは笑った。

 

文句をつらつらと書いたが、まあなんだかんだいって面白く、見どころも多かった。

 

夏以降も継続する作品

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

1部から安定した文句なしの最高の出来。

イタリア料理をアニメで見られることに感謝しかない。

 

億奏と音石はゲームと同じキャストで良かった。

由花子は能登より赤﨑の方が好み。

露伴櫻井孝宏に変えて成功。

格ゲーで必殺技を言うなら神谷の方がカッコ良く決まるんだけど、

アニメの本編をやるなら、櫻井の方が露伴の性格の悪さや気持ち悪さがよく滲み出ていると思う。

 

機動戦士ガンダムUC RE:0096

OVAの時から大好きなんだけど、これをテレビで週に30分ずつで見るぐらいならレンタルで借りてきて一気見したい感がすごい。

毎週、アバンの「これまでのあらすじ」が、いつも一番最初から説明しているので、回を追うごとにどんどん長くなっているのが笑える。最長は2分ぐらいだった。

 

・境界のRINNE 第2シーズン

継続的に新キャラを出し続けていて、長期シリーズは大変だなぁと。

新キャラを含めて、女の子が相変わらず全く可愛くない。

話は常に一定のクオリティで、面白すぎることもなく、つまらないこともないので、特に思うことはない。

安心して見れる。

 

双星の陰陽師

超面白い。

春アニメのダークホース、いぶし銀の夕方アニメ。

 

少年マンガ・夕方アニメっぽい結構可愛らしい絵柄、周囲が勝手に決めた許嫁と反目しながらも少しずつ惹かれていくというラブコメ要素、それでいてシリアスなシーンでは結構残酷なキツい展開もあり、それを乗り越えていく熱いバトルもあり、と「少年マンガ」の面白さが200%ぐらい詰まっている。

許嫁とは最初はただケンカするだけのベタなラブコメ相手という感じだったが、

戦闘を通じて互いを段々認め合っていき、欠かすことのできないパートナーとなっていく過程がバディものとしても最高。

 

特に良かったのが9話。

過去に主人公ろくろの仲間を皆殺しにし、ヒロイン紅緒の双子の兄でもある裏切者の悠斗が登場し、ろくろのトラウマが明かされる回。

キレて悠斗に突っ込んでいくも返り討ちにあうろくろ。

兄の悠斗がそんな酷いことをしでかしていたと初めて知り、強いショックを受ける紅緒。

この回のラストは悠斗から命からがら逃げ切ったあとの二人の会話で終わる。

ここが名シーンだ。

 

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ここで二人は初めて互いの名前を呼び合うという非常に良いシーンだった。

この回以降の二人のケンカはだんだん軽くイチャイチャ感も出てきたりと、大きなターニングポイントだった。

春クールのラストでは、バサラという強大な敵も出現。

夏クールも引き続き、楽しみだ。

 

クロムクロ

P.A.WORKS初のロボットアニメ。

青春劇のアニメを作らせたら世界一の会社だが、今作でもその腕前を発揮。

主人公・由希奈の、ロボットに無理矢理乗せられることへのストレスや思春期特有の複雑な感情、

現代によみがえった侍、剣之介の戸惑いや価値観の変化、

そして二人の成長など、非常に丁寧に描かれており、かなり面白い。

 

しかし、総じて地味な印象もぬぐえない。

宇宙人が地球を侵略してきている割に、日本の富山県からでることもなく、ロボットに乗せられる少女と現代によみがえった侍とその周囲の人々のミニマムな問題が主題となっている。

個人的にロボットアニメにはもっと殺伐とした空気や、人類の存亡、体制対体制、みたいな空気が欲しい。

 

また、戦闘シーンもかなりリアリティはあるが、その分、緊張感に欠ける。

1番最初の戦闘シーンは、「1話を見た」で記述した通り素晴らしかったのだが、

ずっと「地味に出来の良い動き」だけが続くとだんだん飽きてくる。

話はそれるが、オルフェンズでも同様のことを思った。

「渋いロボットアニメが見たい」とユーザーは口にするが、実際に見せられると、やはりビームビュービュー、派手な爆発ボーンボーンの方が面白いのかなと思う。

 

上述のように登場人物の心理描写は素晴らしく、ロボット要素を抜けばもっと良い作品に仕上がったのでは?

とも思ってしまう。

2クール目、話の風呂敷がどれだけ広がり、それに対してキャラクターたちがどう成長し、どう話をたたむのかが気になる。

 

途中で投げた作品 

逆転裁判

トノサマンまで見た。

RINNEの裏番組なのが悪い。

しばらくリアタイで見てたけど、忙しくなって見れなくなってフェードアウト。

 

トノサマンとオバチャンが動くのを見て感動した。

 

迷家-マヨイガ-

1話で切った。

っていうか、2話が熊本震災の影響で放送時間がズレて録画に失敗。

恐らくネットで追おうと思えば追えたのだろうが、1話でそこまでするほど惹かれなかったのでそのまま視聴をやめた。

友達の

クラウドファンディングで投資した人が水島努に作って欲しかったもの→ガルパン・SHIROBAKO 水島努が実際に作ったもの→血C」

という感想は笑った。

 

 坂本ですが?

3話で切った。

原作を1巻だけ読んだことがあるが、それと同様やはり出オチ感は否めなかった。

緑川でこれをやる時点で面白かったんだけど、それだけで視聴の継続は困難だった。

 

ジョーカーゲーム

4話で切った。

2話までの、関智一が主役だったときは面白かったけど、3話、4話と「はぁ?」としか言いようがないよく分からない話を見せられて投げた。

なんか色々細かいところが良くできるみたいに褒めてる人が結構いたけど、俺は今の字体で書かれてる新聞が気になったよ。

 

はいふり(あらため ハイスクール・フリート

7話で切った。

「こういうのやっときゃ今のオタクは食いつくんだろう?」というあまりにもデカい釣り針から、嫌悪感先行で叩かれていたイメージ。

しかし、そういう目線を除いて冷静に見ると、最初の数話は面白くて「学生だけで戦艦を動かし、逃亡生活をする」というリヴァイアスを彷彿とさせるシナリオに結構期待できた。

 

しかし、4話、突如、特に何もないまま逃亡生活は終了する。

その後、主人公にだけ「武蔵の友達を助けたい」という目的はあるが、それ以外のキャラに特に航海する理由が与えられず、よく分からないまま話が進行する。

 

更に「戦艦が主軸なのに、黒幕がなんかすごいネズミ」という展開が出てきて唖然。

いや、最後まで見てないから、もしかしたらそうじゃないのかもしれないけど、戦艦物でネズミが敵っておかしくね?

戦艦という閉鎖空間の中でパンデミックが起きるという話でもなかったでしょ。

多少話がお粗末でも、戦艦をカッコ良く動かすのが、このコンテンツの勝ち筋だったと思うんだけど、敵はそんなことやりようもないネズミだよ、意味わかんねーよ。

 

更に7話、「補給ができなくてやべえ」みたいな話が出てくるんだけど、「補給ができなくてやべえ」という切迫感は間違いなく逃亡生活だから生きてくるものだし、「何を考えているのか、何をやりたいのか」が全く理解できなくてここで投げた。

 

俺がシリアス寄りなのを勝手に期待し過ぎたというのもあるかもしれないけど、じゃあ、嘘タイトルとかいう訳の分からない仕込みはなんだったんだっつー話ですわな。

 

 

*1:機動戦士Ζガンダムの主人公、最終回で頭がおかしくなって幼児退行する。

16年春クールのファミリー向け・通年アニメであったこと その3「カミワザ・ワンダ」、その他

ようやく春クールのファミリー向け・通年アニメ振り返りも今回で最後。

最後は「カミワザ・ワンダ」、それからその1でも挙げた通り、趣向は違うが「スポンジボブ」、「MONSTER」(再放送)、「銀河旋風ブライガー」(再放送)も合わせて取り上げる。

 

カミワザ・ワンダ

ただでさえ他のアニメより遅い4月16日スタート予定だったが、熊本震災の影響で1話が予定より更に1週間遅れて4月23日から始まる。

本ブログでも「春アニメの1話を大体見た」という記事にも載せられなかったし、大体のアニオタは新番ラッシュが終わったこと、

土曜の朝7時という結構早い時間も相まって、その存在感はかなり薄い。

 が、意外と面白く、スルーは少々勿体ない。

 

ストーリーは「ワンダー星」という機械でできた犬みたいな生物が住んでいる星に、「バグデス」という悪いヤツが攻めてくる。

ワンダー星は「プロミン」というプログラム生物(?)によって成り立っていたが、プロミンがバグデスの手によって「バグミン」に改造され、そのバグミンによってワンダー星は滅ぼされる。

しかし、唯一の生き残りである、ワンダー星の王子「ワンダ」は脱出、バグデスが次に狙うであろう知的生命体が他にいる星、すなわち地球へとやってくる。

主人公のユートは、宇宙からやってきたワンダと出会い、バグデスのしもべ達が操るバグミンと戦う。

 

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見事なのがOPテーマ。そして、それを歌うDAIGO。

AIGOといえば「ウィッシュ」、「姉がBL作家」、「北川景子と結婚」、「そのくせブシロードと懇ろで木谷社長と濃厚なホモセックス」ぐらいのイメージしかなく、恥ずかしながら彼がまともに歌っているのは初めて聞いた。

コテコテのアニソンなのだが、それを妙にカッコ良く今風に歌い上げているのはポイントが高い。

しかも、彼自身が作詞・作曲だ。

特にこのOPの歌詞は本当に素晴らしい。 

どこが素晴らしいかというと、この曲を覚えるだけで本編のバトルの流れを全部把握できる。

 

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 (1:25からOP)

 

歌詞をそのまま書くと何かに引っ掛かりそうだからアレだから、変に分解して書く。

詳細は上に貼った公式の動画で確認してほしい。

 

カミワザフラッシュでバグミンを見つけて、

カミワザプロカでプロミンを呼び出して、

カミワザショットで バグミンを捕まえる。(ここでユートの「ちょっくら本気出しますか」という決め台詞が入る)

カミワザデバックでバグミンを浄化してプロミンに戻す。

 

この毎回必ずある行程をOPテーマだけで説明するのは本当に素晴らしい。

本編の一つ一つの動作も非常に凝っている。

カミワザショットを構えるときは必ずカッコ良いカットになるし、カミワザショットやカミワザデバック中、いちいち、力を込めてバグミンが暴れるのを押さえる。

こんなの、オモチャを買ってもらった絶対にマネするでしょ。

 

EDもかなり凄い。

主役のワンダが歌う「サンバdeワンダ」。

ワンダ役は山口勝平

ワンダは彼が凄い高い声を出して演じている。

勝平さんが高い声を出せるのはアニオタなら別に誰でも知っているけど、ワンダの声のまま、テンポの早い曲を歌っているのは、さすがに驚いた。

 

しかもノリの良いダンスまでついており、最近の子ども向きのポイントも押さえている。

 

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そして、突如、10話から何故かワンダの横で小島よしおも踊り出す。(動画は2:37から)

いつの時代も小島よしおが嫌いな子どもはいないだろうし、彼の凄さ(筋肉とか表情とか)が非常に分かる凄いダンスになっている。

 

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内容は子ども向きらしくかなりのギャグ調で、テンポもよく、楽しく見れる。

キャラクターも魅力的なものが多く、特に久野美咲の妹は久野美咲なので可愛い。

 

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その他、フェアリルと殺し合いをしているジャンケンや超短編のCパート「プロミンズ」など、毎週非常に充実しており、楽しみなアニメだ。

 

 

 

スポンジボブ

1999年からアメリカで放映されている向こうの人気番組。

日本ではNHKの教育テレビで定期的に放送されている。

 

ウィキペディアに各話リストはなく、日本人向きの公式サイトにも特に案内などもなく、ググっても第何シリーズの何話なのか、よく分からないことになっている。

しかも既に放送済みのシリーズでも、本国では放送されているけど日本では未放映、みたいなエピソードもあったりするのかもしれない。

日本で放映されているのが第何シリーズなのかよく分からない。

マジで情報ください。

 

そんな感じの今作であり、多分1年ぶりぐらいにまた始まった。

 

いかにもアメリカらしいギャグが満載の作品。

嫌われ者だけど、夢にも自分が嫌われているとは思わない、毎日人に迷惑をかけながら幸せに生きているスポンジボブと、ビギニ・ボトムという町の仲間達との物語。

 

スポンジボブの魅力を語り出したら、いくらあっても足りない。

実際、大学生の時にスポンジボブについて語るラジオ番組も作った*1ぐらい、スポンジボブが大好きだ。

 

春クールで特に面白かった回は「スポンジボブ家族旅行」。

各キャラクターが喜びそうな嘘の名目でパーティの招待状を配るスポンジボブ

皆、それぞれ呼ばれた理由を楽しみにスポンジボブの家に集まるが、スポンジボブは「実は嘘」、「本当は僕の家族旅行の写真をスライドショーで見る会だよ」などという想像を絶するクソ過ぎる理由で皆を呼び出していた。

帰ろうとする皆を引き留め、スライドショーを開始。そこから、家族旅行のシーンへ入っていく。

 

これ以降は文字にするのは不可能なぐらい、意味の分からない展開が続く。

交通事故にあった反動で月に行ったり、そこからすぐに戻ってきたのに全員ノーリアクションだったり、「旅だ♪」というラップ調の曲をみんなで歌いだしたり……

色々あって、謎の地下世界に行ってしまい、そこで冒険するだけで精いっぱいで、家族旅行が台無しになった。

と思ったら、夢落ちで、その後、また家族旅行に出かけられてハッピー、という感じで終わる。(最初のスライドショー鑑賞会には戻らない)

長い間スポンジボブを視聴しているが、歴代でも1,2に入るレベルの狂気に満ちた回だった。

 

あと、サブタイやいつ頃放送したかは覚えてないけど、(公式に「これまでのお話」がない上、誰も実況まとめなどを作っていないため)

 

スポンジボブとパトリックが、ゴルフをしてたらイカルドの家をめちゃめちゃに破壊する話

・サンディが自分の発明品である「何でも元通りに直す銃」の性能を試すため、わざとスポンジボブとパトリックに自分の家を壊させる話

スポンジボブとカーニさんが造幣局の見学をする話

 

などが特によかった。

 

・MONSTER(再放送)

TOKYO MXで深夜に再放送。本放送は2004年。

深夜アニメながら1年半放送した珍しい作品で、春クールは第14話「残された男・残された女」から第26話「秘密の森」まで。

 

ちょうど1クール終えた辺りでは「ぐえー、あと1年以上もヨハンとこんな追いかけっこするのか、しんどいなぁ……」と思っていたのだが、

今はめちゃくちゃ面白い。

特に15話からはドイツの極右組織がヨハンを第二のヒトラーにしようと動き出し、ヨハンを呼び出すためにトルコ人街を焼こうという残酷な計画を実行しようとしていた。

 

テンマはもちろん、ニナや捨てキャラだと思われていたディーターやオットーまで、トルコ人街を守るために奔走する。

非の打ち所がないぐらいよくできた群像劇で、15話から17話まではとんでもない緊張感だった。

 

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(極右組織の幹部、赤ん坊。赤ちゃん言葉を使うチビハゲのおっさんという強烈なキャラクター。声は熊倉一雄。まさかアニメで聞けるとは思わなかった。)

 

18話以降はしばらく落ち着き、一話完結の短編的な話になっているが、どれも素晴らしい出来になっている。

毎回のようにどうでもいい捨てキャラが出てくるのだが、一人一人に、魅力的な人間味を与えながら、その話のうちに何かしらの結末をちゃんと見せていく。

長編でありながら、短編としても毎度異常な完成度を誇る浦沢直樹は本当にすごいし、それをきっちりアニメ化していくスタッフにも感謝しかない。

 

特に傑作なのが、第21話「幸せな休日」。

ニナの義理の両親を殺した、カス警官にニナが復讐しに行く話だ。

ニナの義理の両親を殺したカス警官なんて、それまではニナの義理の両親を殺したカス警官以外の何物でもなかったわけだが、

わざわざ、彼が新しい家族を持って、幸せそうにしているという光景を視聴者に見せてくる。

そういう人間性を持ってしまった彼に対し、ニナは激昂しながらも、殺せなくなってしまう。

 

上述のやり取りをした後、カス警官のせいで、今度はニナがヨハンの信者にさらわれてしまう。

罪悪感にかられた彼は「新しい家族を大切にしたい」、「このまま幸せに暮らしたい」という葛藤を抱えながらも、ニナを助けに行き、そこで命を落としてしまう。

 

もう100点満点中1000000000000000点ぐらいのシナリオ。

これがたったのテレビアニメ1話分だ。

ニナの両親を殺したカス警官の、「良いところ」「人間性」を見せて、最後に見せ場を作ったうえで、悲しい結末を与える。

端的に言って、最高の出来だった。

 

先日、ツタヤでもPLUTO*2も借りてきたのだが、これに似たような話があった*3

浦沢直樹ってこんな悲しいことばかり考えていて、うつ病とかにならないのだろうか。

 

話はズレたが、25話「木曜日の青年」から、それまでのレギュラーキャラクターはパタリと出なくなり、新章に入る。

殺人鬼ヨハンと、彼と同じ大学に通うキャラ達がレギュラーとなって、今までにはない視点で作品が展開している。

3クール目も全く飽きそうにないし、まだ1年あることを喜ぶボディになった。

 

銀河旋風ブライガー(再放送)

 TOKYO MXで夕方に再放送。本放送は1981年。

春クールから金曜日に時間帯を移動。

今期は9話から18話。

 

古すぎたり、そのために音質が非常に悪くて聞き取りづらかったり、ロボットアニメなのにロボットは完全にオマケだったり、色々ツッコミどころも多いが、慣れてきたら楽しくなってきた。

 

だんだん、各キャラクターの過去に触れる話なども多くなり、そういった意味でも見どころは多い。

特にボゥイがレースに出る回、お町の初恋の人が出る回、アイザック父親の仇が出る回、ボゥイがお世話になった孤児院が出てくる回、双子が自分の両親の仇をとる回が良かった。

 

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一か月休んだ。

 

J9シリーズ DVD-BOX【amazon.co.jp限定商品/完全予約限定商品】
 

 

*1:筆者は放送研究会というサークルにいた

*2:全8巻。手塚治虫鉄腕アトム「史上最大のロボット」をリメイクした作品

*3:特にノース2号編