魂は孤独

オーガニックで有機的なものが一つであるわきゃないのに!

『けものフレンズ』の魅力

半年以上ぶりの更新。

元々1クールごとに1話見た感想とそのクール完走したアニメの感想をまとめるためのブログとして開設したが、2クール分しか持たなかった……。

 

この間、秋アニメが終わり、冬アニメが始まり、16年アニメ総括とか、『聲の形』や『この世界の片隅に』やその他劇場アニメのこととか、『スターウォーズシリーズ』全部見たとか、『告白実行員会シリーズ』を追ったとか

友人たちと「凄い戦闘シーン鑑賞会」「声優の演技が凄いシーン鑑賞会」「アニメの神回鑑賞会」をやったなどなど、ブログに書きたいことはたくさんあったが、面倒だったので何もしなかった。

 

そんな俺が久々にわざわざブログを書こうと思った動機がタイトルにある通り『けものフレンズ』だ。

 

・まだ見てないフレンズ&開始5分で切ったフレンズたちへ

分かる、その気持ちは分かる。

 

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このキービジュアルで面白そうとは思わないだろうし、話題作になるとは誰も予想できないだろう。

そして、あの1話。

ツイッターでは、開始5分で切ったフレンズが話題になっているからと戻ってきたらドハマリしたという創作実話っぽいツイートをよく見かけるが、個人的には真実味のある話だ。

実際俺も最初の5分で切りたかったし、1話を見終えた時は「つっまんねえええ!」と叫びたくなるぐらいつまらなかった。

しかし、2話、3話と不思議な空気にやみつきになっていったし、個人的に4話で自分ははっきりと「推せるアニメ」だと胸を張って言えるようになった。

1話や視聴前に切ってしまったフレンズは非常に勿体ないことをしていると思う。

 

まだ見てない&1話で切ったフレンズ向きに、このようなブログを書いてるフレンズがいる。

 

honeshabri.hatenablog.com

 

ありがとー!

お金がかかるケースもあるが、今からでも遅くない。

これであなたも「うぇるかむ とぅ ざ ジャパリパーク!」

 

それでもまだ見るか迷ってるあなたはこのまま記事を読んで欲しい。

 

・私が4話で考察班になったわけ

先に書いた通り、4話が個人的には凄く良かった。

この4話のおかげで自分も「けものフレンズ考察班」(※自称)になった。

 

自分は元々プリキュアオタクなんだけど、大友的・オタク的な視点で考察したりプリキュアを語るのが嫌いなんだ。(と言いつつ自分でもよくやってしまうのだが)

そりゃ作り手側の意図をくみ取ったり、「作画ガー」「脚本ガー」とオタクはつい言ってしまいがちなんだけど、プリキュアって女児が「プリキュアがんばれー!」って言いながら見るもんじゃん?

自分もプリキュアを見るときは、できるだけ「プリキュアがんばれー!」とだけ言いいたい。

そういう本来のターゲットの目線で作品を楽しみたいと思っている。

 

この『けものフレンズ』も考察班が2話ぐらいから生まれた時、「一部のオタクが穿った物の見方をしただけで作り手にそこまでの意図があるのか」という疑問があって、あまりそれに賛同したくない空気を感じていた。

とはいっても、俺もどちらかといえばそういうことをしたがるオタクでもあるから、はっきりと考察班を名乗らずにツイッターで中途半端な態度を取っていたんだけど。

 

ただ4話で考察厨に対して大量の餌が撒かれて「ああ、これはもう完全にそういうアニメなんだな! これは考察して楽しむしかないな!」ってなった。

 

・考察したい人にとっての魅力

今作が何に似てるかって言うと『ざわざわ森のがんこちゃん』だ。

がんこちゃんは今年で放送20周年を迎えた、Eテレの人形劇で小学生向き道徳番組だ。

30歳以下の日本人で聞いたことがないという人はほとんどいないだろう。

ざわざわ森に住む恐竜のがんこちゃんや他の動物達の日常が、道徳的な教訓と一緒に描かれている。

しかし、がんこちゃん、実は非常にハードな設定があることはご存じだろうか?

 

『銀河銭湯パンタくん』(2013年4月から放映が始まった、ガンコちゃんと同様の人形劇)とのコラボスペシャル『がんこちゃんとタイムトラベル!?』が2013年年末に放送された。

ここでガンコちゃんは「人間の遺伝子操作によって作られた未来の恐竜であること」、「ざわざわ森の動物たちが喋れるのはそういう経緯によって生まれたから」、「がんこちゃんはもう人間が滅んだあとの世界である」などが明かされた。

パンタくんは24世紀、宇宙人が銭湯目当てに地球まで遊びに来るのが当たり前の世界の話だ。もちろん今より文明も発達している。

一体何が起きて、あんな文明レベルの低いがんこちゃんの世界になったのか、気になって悶々とする日々が続いた。

 

そして、その3年後、ついこの前の16年末『ざわざわ森のがんこちゃん エピソード0』が放送20周年記念スペシャル番組として放映された。

人類滅亡の謎が描かれるかと思いきや、さらに謎が謎を呼び、視聴者の気持ちが暗くなるあんまりな内容だったのだが……。

 

話がガンコちゃんにかなり逸れてしまった。

ただ、あのガンコちゃんエピソード0を見たり、パンタくんとコラボスペシャルの話をここで読んで、わくわくした気持ちになったフレンズは間違いなく『けものフレンズ』の視聴に向いている。

「ジャパリパークとはどういう世界なのか」、「フレンズとは何か」、「セルリアンとは何か」、「人間はどうなっているのか」、あなたのそういう知的(?)好奇心を刺激してくれるには違いない。

図書館に向かいながらジャパリパークを冒険するというあらすじも、良い感じにこの好奇心をくすぐってくる。

冒険する物語とは、いわば未知と出会い続ける話なのだから。

先にも書いたが、4話では大量の伏線と謎が与えられ、今期一番続きが気になるアニメになった。

どうか4話まで一気に見て欲しい。

 
・別に考察したくない人にとっての魅力

とはいっても、別に考察厨だけが楽しめるアニメじゃない。

「たのしー!」「すごーい!」と言って気持ちが明るくなるアニメだ。

 

まずOP。

「けものはいても のけものはいない 本当の愛がここにある」

という OPの歌詞、よく引用されているので、今更俺が言うまでもないんだけど、だけど言わせてほしい。

本当に素晴らしい言葉だし、素晴らしい歌詞だ。

本当の愛がここにあるんだよ! 『けものフレンズ』を見て、皆も本当の愛を知ろう!

 

OP曲自体も凄く良い。毎日5回は聞いてる。 

聞いていてこんなに明るくて優しい気持ちになる音楽は久々に聞いた。

聞いてるとね、あまりにも優しい歌詞とメロディーに、なんだか涙が出てくる。

まさに『けものフレンズ』そのものといってもいい曲だ。

 

内容もOP通りなので、基本的には見ながら知能を低下させ、「すごーい!」と言っていれば楽しいアニメだ。

実際、この最高に優しい世界に入り浸ることで、疲れを癒している社会人をツイッターではよく見かける。

 

ただ、たとえ考察勢でなくとも、この不穏な空気を感じずにはいられないと思う。

特に廃墟の白黒写真を写しただけのEDには不気味さがあるし、4話では暗い世界設定があるかもしれないことが示唆された。

 

悲惨な展開やひどい目に合うキャラクターなんていらない。

ただ皆が明るく過ごしている姿だけを映して、そこにちょっと暗い影を落とす。

 

それだけで、ただの日常アニメのような内容が、まったく別の意味を持ってくる。サーバルちゃんが眩しいぐらい輝いて見えてくる。

「すごーい!」という楽しさだけじゃない。真の意味で人の心を救済するアニメだ。

 

仮にこれからラッキービースト(ボス)が、スパロボのD.O.M.Eみたいに黒歴史を語り出したとしても、

フレンズ達もジャパリパークもきっと何も変わらないし、このまま優しい世界が続いていくだろう。

不穏な空気があっても、この安心感という土台があるから楽しく視聴できるのだ。

考察しようがしまいが、この世界に対する謎と保障された安心があるから『けものフレンズ』は「たのしー!」

 

・まとめ

『けものフレンズ』は「考察することの楽しさ(不穏な世界設定)」と「明るくて楽しくて優しい世界」を描き、それが見事に両立している凄い作品だ。

人によって色んな楽しみ方ができる懐の深い作品なので、見ていないフレンズは是非!

 

なんか「俺の思う『けものフレンズ』の真実はこれだー!」という考察を垂れ流すつもりで書き始めたのに、結局は作品の魅力を語っただけで終わってしまった。

次回、まだ気力があれば、これまでの『けものフレンズ』の疑問や俺の持論を展開する記事を書きたい。

もし、2月中に更新が無ければ察してね。

 

それじゃ、また。

 

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (1)

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ようこそジャパリパークへ(初回限定盤)

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